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グラスフィアジャパン、ネットワーク構成図を自動生成する「インテリジェントPoEスイッチ 8/16ch with DMV」
2017年12月19日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
グラスフィアジャパンは2017年12月19日、ネットワーク機器の接続構成を可視化する機能を備えたネットワークスイッチ機器「インテリジェントPoEスイッチ 16ch with DMV」および「インテリジェントPoEスイッチ 8ch with DMV」を発表、同日販売を開始した。2018年1月9日から出荷する。
最大の特徴は、DMV(デバイスマネジメントビューワー)と呼ぶ、ネットワーク機器のトポロジマップを自動生成する機能を備えていることである。さらに、PoE(Power over Ethernet)に準拠した給電ポートを搭載しており、ネットワークカメラなど、機器に対して電力を供給できる。
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DMVでは、同一セグメント内にある各種のIP機器(ネットワークカメラ、無線アクセスポイント、IP電話機、パソコン、IoTセンサーなど)の情報を自動で収集し、収集した情報を元にネットワークトポロジ図を自動生成する。WebブラウザでインテリジェントPoEスイッチにアクセスすると、ネットワークトポロジ図を参照できる。
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Webブラウザで表示したトポロジ図の上では、各種IP機器の運用管理ができる。具体的には、接続機器のリブート、IP機器内へのログイン、ケーブル異常(切断など)のリモート診断、pingによる自動リブート設定、などができる。これにより、管理者や運用者の負荷を軽減できる。
スイッチの機能としては、レイヤー2の機能として、VLAN機能やリンクアグリゲーション(ポートトランク)機能を備える。ルーター(レイヤー3)の機能も備えているが、経路情報を手動でメンテナンスするスタティックルートとなる。ネットワーク機器にIPアドレスを払い出すDHCPサーバー機能を備える。
セキュリティは、ACLによるアクセス制御、MACアドレスによるポートの利用制御、IEEE802.1X認証、など。運用管理機能は、SNMP、RMON、ログ送信(Syslog、SMTP)、など。QoS機能も備える。
搭載するポート数に応じて、8ポートモデルと16ポートモデルを用意した。いずれもPoE準拠の1000BASE-Tポートを搭載する。これとは別に、上位ネットワークとのアップリンク接続用にSFP/RJ45共用の1Gビット/秒ポートを2ポート備える。
価格はオープンで、ダイワボウ情報システム、高文、平野通信機材などのほか、全国の商社を介して販売する。