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パロアルト、産業システム向けの次世代ファイアウォールを発表

2018年3月5日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

次世代ファイアウォール機器を提供する米パロアルトネットワークス(Palo Alto Networks)日本法人は2018年3月5日、産業用制御システムなどに向けて耐環境性能を高めた次世代ファイアウォールの新アプライアンス「PA-220R」を発表した。OSの最新版「PAN-OS 8.1」も発表した。2018年3月中に順次提供開始する。

 アプライアンスの新機種として、産業用制御システム(ICS)やリモート監視・制御システム(SCADA)のような重要インフラに向けて耐環境性能を高めたモデルであるPA-220Rを用意した。極端な高温/低温、湿度やほこり、振動、電磁気障害などの過酷な環境化でも正常に稼働するように設計したという。

写真1:PA-220Rの外観写真1:PA-220Rの外観
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 OSも新版(PAN-OS 8.1)とした。特徴の1つは、次世代ファイアウォールの仮想アプライアンス版であるVM-Seriesの稼働環境を増やしたこと。Amazon Web Services(AWS)とAzureに加えて、新たにGoogle Cloud Platform(GCP)で動作するようにした。

 ファイアウォールと連携して動作するクラウド型のサンドボックスであるWildFireも強化し、検出可能な脅威を増やした。例えば、検出回避のために難読化手法を使うマルウェアや、LinuxやIoTデバイスを標的とするマルウェア、7-ZipやRARなどの一般的ではない形式でアーカイブしたマルウェアなどを検出できるようにした。

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