SAPジャパンは2018年3月7日、通信事業者向けのアプリケーションで、顧客ごとに利益率を最適化できるように支援する「SAP Big Data Margin Assurance」について、新たにクラウド版「SAP Big Data Margin Assurance, cloud editionを追加したと発表した。同日提供を開始した。
SAP Big Data Margin Assurance, cloud editionは、SAP Big Data Margin Assuranceの全機能をクラウド型で利用できるようにしたサービスである。機械学習を用いたビッグデータ分析によって、顧客ごとの収益性について知見を提供する。
通信事業者が、顧客ごとの収益性を、より深く詳細に理解できるように支援する。SAP HANAデータベースを使ってデータを高速に処理する。ユーザーは、特定のサービスの提供に関し、顧客ごとの影響を迅速に測定できる。
欧州の一般データ保護規則(GDPR)などデータプライバシー規則に対応するセキュリティ機能やデータ保護機能も備える。
複数のプランを用意しており、SAP HANAのデータベース容量によって料金が変わる。サービスを提供するIaaSクラウド基盤としては、Amazon Web Services(AWS)を使っている。今後、別のパブリッククラウドからも提供する。