NTTテクノクロスは2019年11月7日、システム障害の通知を、電話を使って確実に担当者に知らせることができるクラウドサービス「システム担当者呼び出しパッケージ」を発表した。システム監視製品からWeb APIを介してパラメータを渡すことで、パラメータに応じた自動応答シナリオで担当者に電話をかけることができる。
システム担当者呼び出しパッケージは、システム障害発生時や、担当者を呼び出す必要がある場面において、電話を使って確実に担当者に知らせることができるサービスである(図1)。事前に設定したリストに対して一斉に通知するのではなく、優先度に従って順番に電話を発信する。
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発信を受け取った担当者は、音声ガイダンスに従って電話機のボタンを押すことで、アラート通知を受諾する。受諾されなかった場合に限って、次の担当者に通知する。この仕組みにより、担当者間で誰が対応するかを確認し合う必要がなくなる。効率的かつ確実に初動対応を促せる。
音声ガイダンスなどのシナリオは、あらかじめ複数のパターンを登録しておける。これを、Web APIのパラメータによって使い分けることができる。システム監視製品からパラメータを指定して呼び出すことにより、システム障害の種類など、担当者を呼び出す用途に応じてシナリオを使い分けられる。
価格(税別)は、基本料金が月額2万5000円から。1カ月あたりの通話上限は50回で、50回以上使う場合は別途相談。