シスコをセキュリティカンパニーに変革したCISOが説く「企業戦略としてのセキュリティ」
2020年2月6日(木)五味 明子(ITジャーナリスト/IT Leaders編集委員)
東京オリンピックの開催が迫り、日本企業に対するサイバー攻撃の激化が予想されている。また、DXや働き方改革といった近年日本社会に大きな変化をもたらしつつある潮流に対しても、セキュリティリスクに対する恐怖や不十分な備えから、積極的なアクションをためらう企業が少なくない。2020年になってもなお、多くの日本企業にとってのセキュリティは手を付けにくいコストセンターで、戦略的な投資が進みにくい苦手分野のままだ。この閉塞した状況を何とか打開できないものか──そんなことを考えていたところ、シスコシステムズの説明会に登壇したCISOのスティーブ・マルティーノ氏から大きな示唆を得た。シスコの自社事例として紹介された経営戦略とセキュリティの一体化の方法と実践だ。
- > 前へ
- 1
- 2
- 3
- 次へ >
- ミッションクリティカルに挑む─CERNの大型ハドロン衝突型加速器にもたらした"AI予測の力"(2020/03/02)
- マルチクラウド時代の魅力あるアプリケーション企業へ─F5によるNGINX買収の背景(2019/03/13)
- 「パッションこそがデジタル変革の源泉」―デンソー成迫剛志氏が語るシリコンバレー流の組織づくり(2018/10/29)
- 巨大SIerとオープンソース―富士通がクラウド基盤をRed Hatで刷新した理由(2018/08/30)
- 「観る楽しさを届けたい」思いをIoT/ドローンで実現―ウインドサーフィンW杯での技術チャレンジ(2018/07/17)
CISO / ゼロトラスト / Cisco Systems