コンカーと三井住友カードは2020年9月8日、経費精算クラウドと法人向けクレジットカードの連携で提携したと発表した。営業面で連携するほか、2020年下期には両者のサービスを融合させた新サービスを販売する。2021年には、三井住友カードからコンカーへ提供するデータ項目の拡充や、経費精算の自動化などを図る。
コンカーと三井住友カードは、経費精算クラウドと法人向けクレジットカードの連携で提携した。
第1に、営業面で協力する。従来も双方の顧客からの要望に基いて互いに顧客を紹介してきたが、今後は取り組みを強化し、双方の市場を相互に活用できるように、両社で連携した営業を進める。
2020年下期には、両者が一体で提案する商品として、経費精算クラウドと法人向けクレジットカードを融合して利便性を向上させた商品を販売する。
2021年以降には、三井住友カードからコンカーに提供するデータ項目を拡充する。これにより、経費精算を省力化する。経費精算クラウドへの入力作業、上席者によるチェック作業、経理部門担当者の承認作業、を軽減できる。
ガバナンスを強化する。三井住友カードの決済データとコンカーの経費精算データを組み合わせて分析することで、法人向けクレジットカードの目的外利用を検出しやすくする。
経費精算の全自動化も実現する。SMBCグループ各社と提携し、経費申請から法人向けクレジットカード利用者の口座への振込までを自動化する。
このほか、コンカーが提供するスマホアプリから法人向けクレジットカードの申込、情報閲覧、変更ができるようになるなどなど、各種のサービスを検討していく。