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聖隷浜松病院、顔認証で病棟の入退室を管理、ICカードの課題を解消

2020年12月25日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

社会福祉法人聖隷福祉事業団総合病院 聖隷浜松病院は、2021年1月から総合周産期母子医療センターにおいて顔認証を活用した入退室管理システムを運用する。顔認証システムの導入を支援したNECが2020年12月25日に発表した。

 聖隷浜松病院(静岡県浜松市)は、静岡県西部地区の総合周産期母子医療センターに指定されている中核医療機関である。母体・胎児集中治療室(MFICU、15床)や新生児集中治療室(NICU、21床)、新生児回復室(GCU、20床)を持つ。

 従来、聖隷浜松病院は、新生児の連れ去りを防ぐため、患者や家族にICカードを配付して入室を管理していたが、これには課題があった。不正入手や回収漏れによる紛失といったリスクである。また、患者にはICカードの管理負担が生じ、病院ではICカードの登録作業が煩雑になる。感染管理の視点からも、衛生的な仕組みが求められていたという。

 聖隷浜松病院は、これらの課題を解決するため、病棟の入退室管理にNECの顔認証技術を導入した(写真1)。

写真1:顔認証を活用した入出管理システムの利用イメージ(出典:NEC、社会福祉法人聖隷福祉事業団総合病院聖隷浜松病院)写真1:顔認証を活用した入退室管理システムの利用イメージ(出典:NEC、社会福祉法人聖隷福祉事業団総合病院聖隷浜松病院)
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 患者や家族は、事前に顔情報を登録することで、病棟やNICU、GCUに入れるようになる。登録した本人以外は入れないため、ICカードの不正入手によるなりすましや新生児の連れ去りを防止できる。ICカードの紛失リスクや管理負担も軽減できる。

 顔認証システムは、NECの電子カルテシステム「MegaOakシリーズ」と連携できる。電子カルテシステムの患者情報に、入室可能な家族の顔情報を登録することで、家族が入室できる病棟を自動で設定できる。電子カルテシステムに入力した入退日情報から、入室できる期間も自動で設定できる。

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