自動車照明器・電気機器メーカーの小糸製作所は、出張・経費管理クラウド「Concur Travel & Expense」を採用した。2021年9月を目処に、従業員約4500人を対象に導入する。その後、グループ会社への展開も予定している。コンカーが2021年3月3日に発表した。
自動車照明器・電気機器メーカーの小糸製作所が、コンカーの出張・経費管理クラウド「SAP Concur Travel & Expense」を導入する。請求書データを集中管理し、規程チェックを自動化するサービスとして「SAP Concur Invoice」も採用した。
狙いは、経費精算や出張手配における申請者・承認者双方の作業時間を削減することである。モバイルアプリケーションを活用することで、場所や時間を問わず、経費の精算・承認や旅程管理ができるようになる。
各種アウトソーシングサービスも利用する。規程違反の目視チェックと監査代行を行う「Auditサービス」、専門オペレーターが利用者からの問い合わせに対応する「ユーザーサポートデスク」、顧客の要望に合わせた分析レポートを作成する「レポーティングサービス」などである。
小糸製作所は、SAP Concur製品の導入によって、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって高まるテレワーク環境の整備やペーパーレス化のニーズに対応する。
なお、SAP Concurは、出張・経費・請求書管理を統合した製品・サービスを提供するブランドである。これらのプロセスの簡素化と自動化を支援する。モバイルアプリケーションを使って経費を自動で入力できる。請求書の承認を自動化し、社員の出張を支援する。AIを使ってリアルタイムのデータを統合・分析することで、効率的な支出管理を行える。