米Autify日本法人のオーティファイは2021年10月6日、SaaS型スマホアプリ機能テストツール「Autify for Mobile」の提供を開始した。モバイルアプリケーションが期待どおりに正しく動作するかを自動でテストできる。テストシナリオは、Webブラウザ上でモバイルアプリを実際に動かしながらノーコードで作成できる。同日付で、iOSアプリのテストに対応した。2022年中にAndroidアプリのテストに対応する予定。
オーティファイの「Autify for Mobile」は、スマートフォンで動作するモバイルアプリケーションの機能テストツールである(図1)。開発したアプリケーションが期待どおりに正しく動作するかを自動でテストできる。SaaS型ツールであり、Webブラウザ上でテストシナリオを作成し、テストを実行できる。検証用のスマートフォンの実機がなくてもアプリケーションの動作をテストできる。
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まずは、iOSアプリケーションのテストに対応した。2022年中にAndroidアプリケーションのテストに対応する。
テストシナリオは、Webブラウザ上でモバイルアプリを実際に操作し、操作内容を記録するという手順でノーコードで作成できる。テストシナリオの一部をテンプレートにして複数のテストケースで使うこともできる。作成したテストシナリオはスケジュール実行が可能で、「毎日23時に実行」など定期的に実行できる。
モバイルアプリケーションをバージョンアップした際のリグレッションテスト(退行テスト)の負荷を軽減する機能として、バージョンアップ前後の画面の差異をマシンラーニング(機械学習)で検出する機能も備える。画面の変化を自動的に検出でき、シナリオの書き直しや壊れたテストスクリプトを修正する作業の負荷を軽減する。
なお、Autifyは、もともとWebアプリケーションの自動テストツールとして提供が始まった。今回、モバイルアプリケーションのテスト需要に応える形でAutify for Mobileをリリースした。2021年4月にベータ版を経て今回、正式にリリースした。