[市場動向]

NECが組織体制を2022年4月に刷新、組織数は約50へと3分の1に再編、階層は6層に集約

2023年度にはジョブ型人材マネジメントを全社員に拡大

2022年1月31日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2022年1月31日、組織体制を2022年4月1日付で変更すると発表した。組織数は、約150から約50へと1/3に再編する。CEOから担当者までの階層は、現在の8階層から原則6階層に集約する。これにより、部門長などリーダー層の権限と責任を強化し、現場での意思決定と実行のスピードを向上させる。

 NECは、組織体制を2022年4月1日付で変更する。組織数は、約150から約50へと1/3に再編する。CEOから担当者までの階層は、現在の8階層から原則6階層に集約する。これにより、部門長などリーダー層の権限と責任を強化する。市場環境の変化に応じて柔軟かつ迅速にリソースを配分できるようにするほか、現場起点での意思決定と実行のスピードを向上させる。

 新組織は、ヒエラルキー型とプロジェクト型のハイブリッド構造を基本形とする。専門性の高いチームが機動的にプロジェクトを実行する体制を目指す。プロフェッショナル職については、役員クラスから担当者まで、専門性の高さに応じたタイトルを付け、ジョブ型人材マネジメントへの移行を円滑に進める。

 あわせて、デジタル関連の横断組織「デジタルビジネスプラットフォームユニット」に、戦略コンサルティング、デジタル関連の製品・サービス・技術(ネットワーク領域も含む)、エンジニアリング、フィールドマーケティングの機能を一元化する。

 また、コーポレート機能強化の一環として、コーポレート変革を牽引する部門を設置する。経営企画部門には、マーケティング戦略機能、ソートリーダーシップ機能、コミュニケーション機能、コーポレートデザイン機能を集約し、環境変化に即応できる戦略立案に向けて市場分析力を強化する。

 NECは、2018年度からジョブ型人材マネジメントを役員層に導入している。2023年度には、全社員を対象としたジョブ型人材マネジメントの導入を目指す。グローバル競争力のある人材の質・量の拡充を図ることが狙い。

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