[新製品・サービス]

パスロジ、PassLogicを用いた多要素認証サーバーの導入・運用サービスを提供

2022年3月14日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

パスロジは2022年3月14日、マトリクス認証方式のログイン認証ソフト「PassLogic」の販売形態を拡充した。PassLogicを自社の特性に合わせた環境で構築・運用したいという需要に合わせ、PassLogicの構築・導入サービスと運用監視・障害復旧をパッケージ化した「PassLogic レジリエントサービス」を2022年4月下旬から提供する。価格(税別)はサーバー設計/構築費用が150万円から。

 パスロジの「PassLogic」は、縦横のマトリックス(座標)の位置情報を利用してワンタイムパスワード(OTP)の文字を拾う、“マトリクス認証”を採用したログイン認証ソフトウェアである。

 認証を受けるユーザーは、文字を拾う座標の位置さえ覚えておけばよい。認証のたびに異なる乱数表を生成するので、座標位置が同じでも、拾う文字は毎回異なる。これがOTPとなる(図1関連記事マトリクス認証「PassLogic」で時刻同期型ハードウェアトークンを選択可能に)。

図1:PassLogicの概要(出所:パスロジ)図1:PassLogicの概要(出所:パスロジ)
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 今回、PassLogicを自社の特性に合わせた環境で構築・運用したいという需要に合わせ、PassLogicの導入支援サービス「PassLogic レジリエントサービス」を提供する。

 まず、PassLogicの導入支援サービスとして、多要素認証サーバーをAWS(Amazon Web Services)上に構築し、認証サービスを利用したい業務システムとの連携設定を施す。運用後の監視サービス(24時間365日の自動監視)も提供する。サーバーに障害が発生した際には、自動で復旧する。サーバーOSやPassLogicに対する脆弱性対策パッチの適用といった定期メンテナンスも実施する。

 サービスの価格(税別)は、サーバー設計/構築費用が150万円から。オプションは、システム連携設定が連携1製品あたり5万円、拠点間VPN設定が5万円。サービス利用料は、ユーザー数により単価が変動する。1000ユーザー時における1ユーザーあたりの価格は、標準プラン「ベーシックプラン」が月額1158円、上位プラン「プレミアムプラン」(自動復旧や有人監視、休日夜間帯サポートなどを含む)が月額1394円。

 同サービスは、PassLogicサーバーの運用・管理の手間を削減したい企業や、PassLogicについて100%に近い可用性を確保したい企業に向けて提供する。サービス提供の背景として同社は、ID管理やログインを担当する認証システムが停止すると、従業員が業務システムを使えなくなり、事業継続性に大きな影響を与えることを挙げる。

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PassLogic / パスロジ / 多要素認証 / マトリクス認証 / OTP

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