TISは2022年9月7日、「APIプラットフォーム技術検証サービス」を発表した。ユーザーは、TISがAPI開発・公開用に用意しているクラウド基盤「APIプラットフォーム」を利用してAPI開発や運用を検証し、実開発・実運用に向けた検討を実施できる。サービスでは、PoC環境、PoC用のドキュメント、問い合わせサポートを提供する。価格は、個別見積もり。
TISの「APIプラットフォーム技術検証サービス」は、APIの開発や運用を検証し、実開発・実運用に向けた検討を実施可能なサービスである。API開発のためのPoC環境や問い合わせサポートなどを提供する。PoCのためのシステム基盤として、TISがAPI開発・公開用に用意しているクラウド基盤「APIプラットフォーム」を利用する。
システム基盤のAPIプラットフォームは、APIの開発・管理に必要な機能群を備える。このシステム基盤を用いて、自由にAPIの開発や運用を検証可能である。検証作業のための操作手順書やチュートリアルといったドキュメント類も提供する。環境接続や検証作業に関する技術支援も行う。検証後は、本番環境として使えるシステム基盤も提供可能である。
APIの公開に必要なユーザー認証機構として、OpenID Connectを使えるようにしている。複数のAPIの公開設定を統合して扱える管理機能なども標準で提供する。APIの管理には、ブリスコラが開発・提供するフルライフサイクルAPI管理製品「BAMs Series」を採用した。ネットワークのアクセス制御機能や、ログを監視・分析する機能も提供する。
APIプラットフォームは今後、APIを活用したビジネスを支援する機能として、APIの課金ダッシュボートなども提供する予定である。APIプラットフォーム自体のサービス型提供(従量課金モデル)も開始する。また、APIをローコードで開発するツールを提供する。APIの標準化などをアドバイスするコンサルティングサービスも提供する。