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CTC、Microsoft 365の運用支援SaaS「AvePoint」を販売、データ移行/運用自動化などを支援

「AvePoint Online Services」を活用

2023年1月20日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2023年1月20日、Microsoft 365運用支援クラウドサービス「AvePoint Online Services」(開発元:米AvePoint、提供元:AvePoint Japan、AOS)を販売開始した。Microsoft 365へのデータの移行と保護、運用管理、バックアップなどを支援する。販売目標を3年間で50社、3億円としている。

 CTCの「AvePoint Online Services」(開発元:米AvePoint、提供元:AvePoint Japan、AOS)は、Microsoft 365の導入と運用を支援するSaaSクラウドサービスである。(1)データ移行環境の調査と要件定義・設計、導入から、(2)移行後の運用管理、(3)移行後のデータ保護までを一貫して提供する。

 (1)データ移行では、移行元の環境情報を読み込むことで、移行可能なデータを移行前に洗い出す。データ移行の進行状況や結果は、ダッシュボードを用いて共有できる。

 (2)運用管理では、作業を自動化して省力化を図る。例えば、Microsoft Teamsの運用管理では、チームの申請やアカウント発行、棚卸しまでの運用業務を日時を指定して自動実行する。レポートで状況を確認しながら、不要なデータを削除し、過剰なリソースの配分を見直すことも可能である。

 (3)データ保護では、指定したストレージにデータを定期的にバックアップする。最大1日4回までバックアップを自動実行可能である。バックアップ先として、AOSが提供するストレージや自社のデータセンターなどを指定可能である。

 「ユーザー企業において、Microsoft 365導入時の移行データが膨大になるケースを見受ける。データ形式の差異による手戻りが発生してプロジェクトが長期化することが課題だった。移行後も、利用者情報の棚卸しや仕様変更に伴う設定作業などが負担になっていた。サイバー攻撃や操作ミスによるデータ損失への対策として、企業側でデータをバックアップしておく必要もある」(CTC)

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