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SCSK、オンプレミス環境からAWSへのシステム移行をトータルに支援するSIを開始

AWSの「ITX 2023」をベースに移行支援をパッケージ化

2023年4月24日(月)IT Leaders編集部

SCSKは2023年4月20日、AWS移行支援サービス「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ for MCP SCSK版」を提供開始した。AWSのサービスとSCSKのサービスを組み合わせ、オンプレミス環境からAmazon Web Services(AWS)への移行をトータルに支援する。

 SCSKの「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ for MCP SCSK版」は、オンプレミス環境からAmazon Web Services(AWS)への移行をトータルに支援するSIサービスである。AWSのサービスとSCSKのサービスを組み合わせ、移行支援をパッケージ化している(図1)。

図1:「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ for MCP SCSK 版」の概要(出典:SCSK)
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 AWSは、AWSへの移行を支援する「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ 2023 ファミリー」(ITX 2023)を提供している。SCSKが今回提供するサービスは、ITX 2023に準拠しつつ、SCSKが持つ業務ノウハウ、移行/モダナイゼーションツール、教育などの各種サービスを組み合わせた。必要なサービスだけを選択することも可能である。

 大きく、(1)評価フェーズ、(2)準備フェーズ、(3)移行フェーズ、の3つのフェーズに分かれる。

 (1)評価フェーズでは、現状調査として、データベースを含むレガシーな業務システムの現状をユーザーとともに把握する。このうえで、クラウドに移行した場合のTCO(総所有コスト)や人材のシフト効果について試算/評価する。脱炭素の効果も試算する。

 (2)準備フェーズでは、移行対象や移行方法といった具体的な移行計画を立案する。さらに、並行して進める必要がある、CCoEの立ち上げやクラウド利用ルールの整備なども支援する。対象システムごとに、クラウドネイティブ化の実現性についても検討可能である。

 (3)移行フェーズでは、移行計画に基づいてAWSに移行する。移行にあたっては、現行システムへの変更を最小化し、業務停止時間を最小化する。パイロット移行を踏まえ、安全かつ確実にAWSへの移行を実現するとしている。

 SCSKはサービス提供の背景として、クラウドへの移行を検討する企業が増えている一方、システムのブラックボックス化や社内ルールの整備の手間といった要因から、検討が進んでいないことを挙げる。SIベンダーである同社も、ユーザーとの間でAWSへの移行の全体像を共有しづらい課題があった。AWSのITX 2023は移行の全体像を明確化しており、SCSKはこれに準拠するサービスを検討してきた。

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