[事例ニュース]
倉敷アイビースクエアホテル、需要/供給状況から客室価格を算出するAIシステムを導入
2023年12月21日(木)IT Leaders編集部
複合観光施設「倉敷アイビースクエア」を運営する倉敷アイビースクエア(本社:岡山県倉敷市)は、施設のホテルにおいて、需要や供給の状況に応じて客室価格を算出するダイナミックプライシングシステムにAIを導入する。2023年11月に実証を開始し、2024年2月より本格運用する予定。導入を支援するNECと三和コンピュータが2023年12月20日に発表した。
倉敷市の倉敷美観地区にある倉敷アイビースクエアは、明治時代の倉敷紡績所(現 倉敷紡績〈クラボウ〉)発祥工場の外観や立木を極力保存し再利用して建設された、ホテル・レストラン、文化施設からなる複合観光施設である。施設内には、国の「近代化産業遺産」に認定された創業時の紡績工場の建物群が並び、国内外から観光客が訪れている(写真1)。
写真1:「倉敷アイビースクエア」の外観(出典:NEC、三和コンピュータ) 同施設のホテルは、以前からダイナミックプライシングに基づく価格設定をしていたが、ベテランスタッフの経験と勘を頼りに手作業で行っていた。しかし、繁忙期や閑散期の推測の難しさや客室価格を算出する手間、担当するスタッフが限られることが課題となっていたといいう。
そこで、ベテランスタッフの経験と勘をAIが支援するシステムとして、NECとダイナミックプラスが共同開発した「ホテル向けダイナミックプライシングサービス」を導入した。
NECのSaaS「NEHOPS」で構築したホテルの基幹業務システムに蓄積した過去の販売実績や現在の予約状況、時期や競合他社の客室価格、周辺のイベント情報などのデータをAIが分析し、適切な客室価格を動的に算出する。個人の経験・推察に頼らずに価格設定が可能になる。
AIが算出した客室価格はホテルスタッフが確認した後、基幹システムに自動でデータ連携・反映される。また、上記の価格設定時に参照した情報を表示し、需要予測や集客施策立案、マーケティングに役立てられる。
なお、NECと共に導入を支援した三和コンピュータは、以前よりホテル基幹業務システム(NEHOPS)をはじめ、倉敷アイビースクエアの会計・給与・勤怠システムなどの導入・サポートを行っている。
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