さくらインターネットは2024年1月16日、データセンターにおけるラックの施錠確認や汚損破損などの日常点検をAIで自動化する検証を開始した。同社が運営する石狩データセンター(北海道石狩市)の日常点検業務を、ブレインズテクノロジーの協力を得てカスタム開発した予兆検知サービス「Impulse」で解析し、ラックの施錠状況や現場環境の変化を正確に検知できるかを検証する。
さくらインターネットは、データセンターにおけるラックの施錠確認や汚損破損などの日常点検をAIで自動化する検証を開始した。同社が運営する石狩データセンター(北海道石狩市)の日常点検業務を、ブレインズテクノロジーの協力を得てカスタム開発した予兆検知サービス「Impulse」で解析し、ラックの施錠状況や現場環境の変化を正確に検知できるかを検証する。
図1:「石狩データセンター」で実施する、ラックの施錠確認や汚損破損などの日常点検をAIで自動化する実証実験の概要(出典:さくらインターネット)拡大画像表示
石狩データセンターに設置したカメラとセンサーが出力する画像と環境データを、カスタム開発したImpulseに自動で渡して解析。解析結果レポートを自動出力・通知する。さらに、インシデントレベルに応じて、インシデント責任者に通知する。今後は石狩データセンター以外のさくらインターネットが運営するデータセンターでの実証実験も検討している。
カスタム開発のベースとなったImpulseは、マシンラーニング(機械学習)を活用してシステム障害の予兆を検知するデータ分析サービスである。センサーデータやログデータなど各種のデータを収集してリアルタイムに異常を検知する。故障の予兆検知や不良品の検出など閾値ベースでは発見できない異常をAIで検知する(関連記事:システム障害の予兆を検知できるデータ分析クラウド「Impulse 2.0」、分析の全フローを自動化)。
さくらインターネット / 予兆検知 / 業務効率化 / ブレインズテクノロジー / 北海道 / 石狩市 / マシンラーニング / 石狩データセンター
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



