グローバルセキュリティエキスパート(GSX)は2024年3月1日、「IT-BCP文書雛形パッケージ(QAサポート付)」を発表した。自然災害やサイバー攻撃などによるシステム停止に備えたBCP(事業継続計画)文書の作成を支援する。オプションで、レビューや助言を行う「アドバイザリーサービス」を用意している。参考価格(税別)は同パッケージが125万円、アドバイザリーサービス(リモート2時間を3回実施)が75万円。
グローバルセキュリティエキスパート(GSX)の「IT-BCP文書雛形パッケージ(QAサポート付)」は、自然災害やサイバー攻撃などによるシステム停止の事態を想定し、ITシステムを対象としたBCP(事業継続計画)文書の作成を支援するサービスである。
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標準で、IT-BCP文書雛形(テンプレート)を提供する。ユーザーは雛形を参考にして自社のBCP文書を作成できる。電話またはメールによる3カ月間のQ&Aサポートが付く(図1)。
オプションで「アドバイザリーサービス」を用意している。ITシステムのBCPの現状、BCP文書の作成について、リモートでレビューや助言が受けられる。作成後のBCP文書の運用方法や他社事例などの紹介なども行うという。
GSXは、「自然災害、事故、テロ、パンデミックなどを想定したBCPの整備が進んでいる。ただし、IT-BCPはそれら全体の一部としての取り組みにとどまることが多い」と指摘。事業のITへの依存度が高まる中で、十分な取り組みが求められていると訴える。
表1は、GSXが推奨するIT-BCP文書の構成である。「ITに関する事業継続に関する基本的な方針を明確にし、そのうえで、だれが何に対応すべきか、教育、訓練、BCPの運用維持、インシデント検知・分析、DR(災害復旧)などの項目を計画して整備する」(同社)。
I.共通編 |
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II.自然災害編 |
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III.サイバー攻撃編 |
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IV.通信・クラウド障害編 |
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参考価格(税別)は、IT-BCP文書雛形パッケージ(QAサポート付)が125万円、アドバイザリーサービス(リモート2時間を3回実施)が75万円。