[新製品・サービス]
作業ヘルメットに装着して使うカメラ搭載IoTデバイス「Smart Helmet Plus」─アドテック
2026年1月22日(木)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)
アドテックは2026年1月20日、カメラ/通信機能搭載ウェアラブルデバイス「Smart Helmet Plus」を提供開始した。重さ280gのデバイスを既存の作業ヘルメットに装着して使える。4G(LTE)通信機能やカメラ、GPSなどを搭載し、遠隔地からの映像確認や指示、作業員の安全管理、労務管理などを一元的に行える。
アドテックの「Smart Helmet Plus(スマートヘルメットプラス)」は、作業現場で一般的に使われている作業ヘルメットに装着して“IoTヘルメット”にするウェアラブルデバイスである。
4G/無線LANによる通信機能、2100万画素のカメラ、マイク/スピーカー、GPSなどを備える。建設・土木現場など電源やネットワーク環境が整っていない場所でも単体で利用できる。同デバイスを装着したヘルメットをかぶった現場作業員と施設内の管理者がネットワークでリアルタイムにつながり、映像確認や指示・返答など、作業員の安全管理や労務管理を一元的に行える(図1)。
図1:IoTヘルメット「Smart Helmet Plus」の外観と、デバイス管理画面(出典:アドテック)拡大画像表示
主な機能として、まず、カメラ映像と音声を通じた遠隔支援がある。高解像度カメラで現場の鮮明な映像を管理者にリアルタイムで共有できるほか、最大10人までの同時グループ通話や、管理者が入力したテキストを音声に変換して伝える音声チャット機能を備える。これにより、熟練者が現場にいなくても的確な指示を出せるようになる。
安全管理機能については、管理画面の地図上で設定したジオフェンス(Geofencing:仮想的な地理的境界線)を活用し、作業員の危険エリアへの立ち入りや作業エリアからの逸脱を検知するとアラートを鳴らして事故を未然に防ぐ。作業員が異常を感じた際に管理者に通報できるSOSボタンも備える。常時記録される映像は、万が一の事故発生時の原因特定や再発防止にも役立つ。
労務管理の効率化も支援する。ジオフェンスの活用により、指定エリアへの入退場を検知して出退勤を自動記録することで、打刻漏れの防止や日報作成の負担を軽減する。また、作業員の移動経路を分析して最適な巡回ルートを提案するトラッキング機能により、移動コストの削減も図れるとしている(図2)。
図2:IoTヘルメット「Smart Helmet Plus」の主な機能(出典:アドテック)拡大画像表示
Smart Helmet Plusのハードウェア仕様は、4G/LTE通信(nanoSIMスロット)、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、カメラ(静止画2100万画素、動画1080P、視野90度、位相差検出方式オートフォーカス)、マイク/スピーカー、緊急通知用SOSボタンなど。筐体は重さ280gで、バッテリー容量は5000mAh。防塵・防水性能IP66で、悪天候下などでの使用に耐える。
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