[事例ニュース]

中部電力、デジタルアダプションでグループ1万5000人が使う新ERPの活用を促進

DAP「テックタッチ」を導入してシステムの操作性を向上

2025年3月27日(木)IT Leaders編集部

中部電力(本社:愛知県名古屋市)は、グループ3社の従業員1万5000人が使うERPなどを対象に、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を導入した。効果として問い合わせ件数が55%、操作時間が29%減少したという。テックタッチが2025年3月26日に発表した。

 中部電力は、長らくスクラッチ開発で業務のシステム化を進めてきたが、近年は運用保守の負荷や技術者不足、法制度変更やビジネス環境変化への対応などが課題だったという。こうした経緯から新たなERPを、クラウド型調達購買システムと合わせて導入し、基幹システムの刷新を図っている。

 しかし、旧システムを使い慣れたエンドユーザーにとって、新システムへの移行は容易ではなく、多い日には1日に100件超の問い合わせが発生していたという。

 そこで、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を導入。エンドユーザーのシステム操作時の負担を減らすことにした(関連記事操作ガイドツール「テックタッチ」新機能、クリック/セレクト操作やデータ入力を自動化)。

 複数の手順が発生する操作では、1回のクリックで終えられるように自動化するなど、問い合わせを減らした以外に、業務生産性を高めることができたという。これらの機能は、追加の機能を開発することなく、ノーコードで実装している(画面1)。

画面1:テックタッチを適用した購買発注登録画面の例(出典:テックタッチ)
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 初期導入における実績として、問い合わせ数が55%、操作時間が29%それぞれ減少し、不備がある伝票が6分の1になったという。

 中部電力は今後、テックタッチの操作自動化機能を活用し、承認プロセスや注文処理などの自動化に取り組み、業務の迅速化と共に人為的なミスを減らしていくとしている。また、入力ガイドやデータチェック機能によって、データの精度向上にも注力するという。

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