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製品管理ツール「Jira Product Discovery」に複数プロジェクトを管理可能な最上位プラン

2025年6月3日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アトラシアンは2025年6月3日、製品管理ツール「Jira Product Discovery」の最上位プラン「Premium」を発表した。標準プランの「Standard」が個々の製品チームでの利用に向いているのに対して、Premiumプランは複数の製品チーム全体を見渡して管理する必要がある大規模な組織に向いている。価格(税別)は、チーム規模が25人までの場合で、Standardプランが1ユーザーあたり月額1310円、Premiumプランが1ユーザーあたり月額3270円など。

 アトラシアンの「Jira Product Discovery」(画面1)は製品管理ツールである。どんな製品を開発すべきかのアイデアを収集し、評価し、開発の優先順位を付けることを支援する。ビジネスチームと技術チームの足並みを揃え、同じ目標のもとで共同作業を行えるようにする。Jiraが開発案件の実装フェーズを支援するのに対し、Product Discoveryは何を開発するべきかを決めることを支援する。

画面1:製品管理ツール「Jira Product Discovery」の画面(出典:アトラシアン)
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 Product Discoveryを使うユーザーは、製品の開発を始める前に、製品に実装すべきアイデア、ユーザーからのフィードバックや市場調査結果などの洞察を、1カ所に集めて整理する。次に、今すぐ対応すべきアイデアと、後から対応する、またはまったく対応しないアイデアを決めて、優先順位を付ける。

 アイデアに優先順位を付けたら、製品の開発ロードマップを作成して関係者と共有し、コメント、投票、簡単な応答などを通じてフィードバックを提供してもらう。これにより、「何」を「なぜ」構築するかについて、全員が共通認識を持てる。採用したアイデアは、Jiraのプロジェクトやタスクと結び付けて開発につなげられる。

 従来、Product Discoveryには、機能や利用人数などの違いによって、無料で使える「Free」プランと、標準の「Standard」プランの2つがあった。今回新たに、最上位プランとなる「Premium」を追加した。Standardが個々の製品チームでの利用に向いているのに対し、Premiumは複数の製品チーム全体を見渡して管理する必要がある大規模な組織に向く。

 Premiumプランでは、モバイルアプリチームやオンラインストアチームなど複数チームのプロジェクトを横断してロードマップを集約し、単一のビューで可視化できる(画面2)。製品変更をいつ、どのようにリリースするかを制御する機能も持っており、新機能を一部のユーザーに先行公開して問題なければ全体に展開するといった計画が立てられる。

画面2:プロジェクトのロードマップを単一ビューで可視化している画面(出典:アトラシアン)
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 アイデア、機会、解決策などを関連付けて階層型で管理する機能も備える。「なぜこの機能を作るのか(売上向上など)」から「どう実装するか(ユーザーの操作性を上げるために決済画面を簡素化するなど)」まで、一貫して管理できる。

 価格(税別)は、チーム規模が25人までの場合で、Standardプランが1ユーザーあたり月額1310円、Premiumプランが1ユーザーあたり月額3270円など。

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