[事例ニュース]

Gas Oneグループ、人事システムを刷新、年間8000時間の業務を削減へ

人事、給与、ワークフロー、勤怠管理、タレントマネジメントを統合

2025年9月12日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

総合エネルギー企業のガスワンホールディングス(本社:埼玉県さいたま市)は、グループ6社にWorks Human Intelligence(WHI)の人事システム「COMPANY」を導入した。雇用手続き、人事管理、勤怠管理、給与計算、身上変更ワークフロー、タレントマネジメントをCOMPANYで統一し、年間で約8000時間の業務工数削減を見込む。WHIが2025年9月11日に発表した。

 ガスワンホールディングスは、サイサンを基幹法人とするGas Oneグループとして、総合エネルギー事業(LPガス・電気・都市ガス・灯油)や生活関連サービス事業(宅配水、リフォーム)、産業用・医療用などの高圧ガス事業を展開している。

 サイサンはじめグループ6社では、既存の人事システムの機能不足と分散運用により、効率性に課題を抱えていた。人事管理、給与計算、ワークフロー、勤怠管理、タレントマネジメントをそれぞれ別のシステムで運用していたことから、システム間の情報連携が困難で、人事担当者は、大量の表計算ファイルを用いた手作業の給与計算や紙文書での各種申請処理に追われていたという。

 これらを解決するため、Works Human Intelligence(WHI)の人事システム「COMPANY」(画面1)を導入。雇用手続き、上記の人事業務を統合した。特に給与計算においては、通勤手当など各種手当の自動計算や年末調整業務の効率化により、人事部門全体で年間約8000時間の業務工数削減を見込む。

画面1:「COMPANY」の給与計算機能の画面例(出典:Works Human Intelligence)
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 従業員側では、月150件程度発生していた福利厚生や就業関連の申請がスマートフォンから申請・承認できるようになった。所属・役職に応じた承認フローの自動設定により、書類のステータス管理や督促を効率よく行える。

 ガスワンホールディングスによると、散在していた人材データを一元管理したことで、経歴、研修履歴、異動希望などのデータを活用した戦略的な人事施策が可能になったという。ガスワンホールディングスは今後、従業員の等級、業務経験、スキル情報を基にした人材配置や、個人の特性に応じた育成計画の策定など、グループ全体でのタレントマネジメント強化を進める。

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