[市場動向]
NTTデータグループ、米シリコンバレーにAI専業の新会社「NTT DATA AIVista」を設立
AIエージェントを駆使した業務プロセス再構築を支援
2025年12月15日(月)日川 佳三（IT Leaders編集部）
NTTデータグループは2025年12月9日、AI専業の新会社「NTT DATA AIVista」を米シリコンバレーに設立したと発表した。AIエージェントの社会実装を進める中核拠点として位置づけ、グループが2027年度目標に掲げるAIエージェント関連ビジネスの売上20億米ドル（約3000億円）の達成を推進する。
NTTデータグループは、AIエージェントを活用したシステム構築を支援する新会社「NTT DATA AIVista（エーアイヴィスタ）」を米カリフォルニア州シリコンバレーに設立した。AIエージェントの社会実装を進める中核拠点として位置づけ、グループが2027年度目標に掲げるAIエージェント関連ビジネスの売上20億米ドル（約3000億円）の達成を推進する。
NTTデータグループのコンサルティングやエンジニアリングの能力と、シリコンバレーにおける先端AI技術や高度人材を掛け合わせて、ユーザー企業の業務プロセスをAIネイティブのアプローチで再構築することを掲げている。また、AI時代に求められる次世代インフラサービスの提供のため、現在、AI/クラウドベンダー各社との協業拡大に取り組んでいる。
新会社のCEO（最高経営責任者）に、AI/マシンラーニング（機械学習）分野で実績を持つブラティン・サハ（Bratin Saha）氏が就任した（写真1）。NVIDIA（2016～2018年）、Amazon（2018～2024年）、DigitalOcean（2024～2025年）の各米国企業で要職を歴任し、直近のDigitalOceanでは最高製品・技術責任者（CPTO）を務めていた。
