[市場動向]

「日本の基幹産業/重要インフラのセキュリティを守る」、NECとIFSがパートナーシップを強化

経済安保リスクに備えたソブリンクラウド/マネージドサービスを共同で提供

2026年1月20日(火)神 幸葉(IT Leaders編集部)

NECとIFSジャパンは2025年1月16日、説明会を開き、パートナーシップの強化と日本市場向けの「IFS Cloud」や産業用AIに関する取り組みを発表した。日本の基幹産業/重要インフラが直面する課題を受け、基幹システムのモダナイゼーションを共同で促進する。具体的には、国内完結型のIFS Cloudの基盤構築、これを活用した日本市場特化のマネージドサービス「IFS Cloud Kaname」の提供、産業用AIサービスの共同開発などを進めていく。

日本の重要インフラに強固なセキュリティ施策が必要

 企業がAIを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を進める過程で、セキュリティの確保が喫緊の課題となっている。NEC 執行役Corporate SEVP兼CDOの吉崎敏文氏(写真1)は次のように指摘した。

 「多くの日本企業が、レガシーシステムを抱えることに起因する生産性の停滞や技術者不足・メンテナンス要員不足に悩まされている。それだけでなく、レガシーシステムゆえにソフトウェアのアップデートがままならず、脆弱性が露呈した結果、社会全体にインパクトを与えるようなサイバー攻撃被害につながっている」

写真1:NEC 執行役Corporate SEVP兼CDOの吉崎敏文氏

 特に製造業、航空宇宙、エネルギー、交通輸送、公共インフラなどの資本集約型産業では高度な安全性と可用性が求められ、基幹システムのクラウド移行プロジェクトにおいても、データガバナンスや経済安全保障の観点から、日本国内に完結したオペレーションや各種法規制に対応したセキュリティが必要になるという。

 NECとスウェーデンのIFSは約30年にわたりパートナー関係を続けてきた。両社は2025年5月に新たな戦略的パートナーシップを締結し、IFSの製品・サービスの製造業を中心とした業種への展開、両社のアセットを組み合わせたセキュアなクラウドサービスの提供などで協業している(図1)。

図1:協業の意義(出典:NEC)
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 今回、両社は、国内の資本集約型産業の顧客に対し、サプライチェーン管理、設備資産管理、現場サービス管理といった基幹業務のモダナイゼーションとDXを促進に関する3つの取り組みを発表した。2026年度中の提供を予定している(図2)。

図2:協業内容(出典:NEC)
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●Next:両社共同で国内完結型のクラウド基盤を提供

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