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Webブラウザをサイバー攻撃から保護する「Seraphic」、不正なメモリーアクセスを無効化─日立ソリューションズ

JavaScriptエンジン上に抽象化レイヤーを構築

2025年10月2日(木)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

日立ソリューションズは2025年10月1日、Webブラウザのセキュリティツール「Seraphic」(開発元:イスラエルSeraphic Algorithms)を販売開始した。WebブラウザのJavaScriptエンジン上に抽象化レイヤーを構築し、不正なメモリーアクセスなどを無効化する。ブラウザでのコピー&ペーストなどの操作も制限できる。

 日立ソリューションズが販売を開始した「Seraphic(セラフィック)」(開発元:イスラエルSeraphic Algorithms)は、Webブラウザをサイバー攻撃から保護するセキュリティソフトウェアである。

 Seraphicを導入すると、ユーザーが利用するWebブラウザのJavaScriptエンジン上に抽象化レイヤーを構築して不正なメモリーアクセスなどを無効化する。これにより、不正なコードによるメモリーアクセスなど、ブラウザ拡張機能などの従来方式では防げない攻撃にも対処できる(図1)。

図1:「Seraphic」がサイバー攻撃からWebブラウザを保護する仕組み(出典:日立ソリューションズ)
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 ユーザーのデバイス(Windows、macOS、Linux、iOS、Androidなど)にSeraphicのエージェントソフトウェアをインストールして利用する。このエージェントが上記の仕組みで、サイバー攻撃からデバイスのWebブラウザ(Chrome、Edge、Firefox、Safariなど)を保護する。設定はSaaSの管理コンソールで行い、ブラウザでのコピー&ペーストやスクリーンショット、ファイル操作などの各種操作の制限も可能である。

 「業務システム/アプリケーションのユーザー画面としてWebブラウザが幅広く使われるようになり、ブラウザの脆弱性を狙う攻撃が増えている。欧米では、攻撃の防御と利便性を両立させるため、ブラウザを直接保護する仕組みの導入が進んでいる」(日立ソリューションズ)

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日立ソリューションズ / Webブラウザ / エンドポイントセキュリティ / サイバー攻撃 / Chrome / Firefox / Safari

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