TDCソフトは2025年10月15日、アジャイル開発定着支援サービス「SAFeパッケージ」を提供開始した。米Scaled Agileのアジャイル開発フレームワーク「SAFe(Scaled Agile Framework)」の導入から定着までをトータルで支援する。
TDCソフトの「SAFeパッケージ」は、アジャイル開発の定着を支援するコンサルティング/教育サービスである。アジャイル開発フレームワーク「SAFe(Scaled Agile Framework、セーフ)」の導入支援として、アジャイル開発のコンサルティングとトレーニングをトータルで提供する(図1)。

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SAFeは、米Scaled Agileが開発した、アジャイル開発を組織全体で展開し、変化に迅速に対応するアジリティを高めるためのフレームワークである。単一のチームだけでなく、複数のチームや部門、組織全体がアジャイルの原則に基づいて連携し、ビジネス価値を継続的に提供することを目的としている(関連記事:アジャイル開発フレームワーク新版「SAFe 6.0」、業務のフローを途切れさせないノウハウを提供)。
図2は「SAFeパッケージ」のメニュー/料金体系(税別)である。ユーザー企業の現状や目指す目標に応じて、トライアル(150万円)、ミニマム(500万円)、ベーシック(1000万円)、エッセンシャル(2000万円)の4種類のメニューを用意している。

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最上位版のエッセンシャルでは、スクラムマスターやリリーストレインエンジニア(注1)のサポートに加えて、組織の現状を把握する診断サービスや、リーンアジャイルの推進組織(CoE)を設置するコンサルティングを提供する。
注1:リリーストレインエンジニア(Release Train Engineer:RTE)は、SAFeにおける、アジャイルリリーストレイン(Agile Release Train:ART)全体のプロセス・進行を統括する責任者。ARTとは、複数のアジャイルチームが連携して、共通のビジネス目標や製品ゴールに向かって開発を進めるための仮想的な組織単位のこと。
なお、TDCソフトは以前から、SAFeに基づくコンサルティングやシステム構築、トレーニングなど、アジャイルによるシステム開発全般を支援している(関連記事:TDCソフト、ユーザー企業へのアジャイル開発の導入を支援、専門の事業部門を発足)。