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CoCo壱番屋、データ連携ツール「ASTERIA Warp」を活用し、棚卸データ作成時間を75%削減

2025年10月24日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

外食チェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する壱番屋(本社:愛知県一宮市)は、基幹システムのデータ活用を省力化するため、アステリアのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を活用している。これまで棚卸データの作成に1店舗あたり毎月2時間かかっていたのを約30分に短縮するといった効果を得ている。アステリアが2025年10月23日に発表した。

 壱番屋は、カレーチェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」(写真1)をはじめとする外食チェーンを運営している。国内7営業所・3工場を拠点に、国内1239店舗、海外213店舗(2025年8月末時点)を展開、フランチャイズ加盟店との協業体制を築いている。

写真1:「カレーハウスCoCo壱番屋」の店舗例(出典:アステリア)
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 同社によると、直営店舗では棚卸データの作成で基幹システムのデータを抽出・加工するのに手作業が発生し、業務の負担となっていた。「工場の生産計画に使う入出荷データの作成においても、作業のために休日にシフトを組む必要があった」という。

 これらの業務を効率化するため、システム同士のデータ連携をノーコードで設定できる、アステリアの「ASTERIA Warp」を導入した(図1関連記事データ連携ソフト「ASTERIA Warp」新版、JSONを加工する6種類のコンポーネントを追加)。

図1:壱番屋が実現した、データ連携ツールによるシステム間データ連携のイメージ(出典:アステリア)
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 Warpを活用して、全国約120店の直営店舗の棚卸データ作成作業を自動化した。1店舗あたり月2時間かかっていた作業を30分に短縮した。工場では入出荷データの作成を自動化して、休日のシフト調整が不要になったという。

 また、基幹システムの刷新でも、システム間のデータ連携にWarpを活用している。サイボウズの「kintone」と基幹システムとのマスターデータ連携の仕組みをWarpを使って構築した。現在、各種業務システムのSaaSへの移行を予定しており、これらにもWarpを活用する計画である。

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