開発ツール/プラットフォーム 開発ツール/プラットフォーム記事一覧へ

[新製品・サービス]

モンスターラボ、AIエージェントを活用したPoC開発ツール「MonstarX」を発表

アイデアを自然言語で入力してプロトタイプを構築

2025年11月7日(金)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

モンスターラボは2025年11月6日、生成AI/AIエージェントを活用したPoC開発クラウドサービス「MonstarX」を発表した。要件整理、画面設計、コード生成まで複数のAIエージェントが分担する。非エンジニアでもガイドに沿って要件を自然言語で入力してプロトタイプを構築できる。料金は月額20ドルから。

 モンスターラボの「MonstarX」は、生成AI/AIエージェントを活用したPoC(Proof of Concept:概念実証)開発クラウドサービス(SaaS)である。

 社内で創出した新規のアイデアや技術について、本番の開発前に小規模なプロトタイプ(試作品)を開発して実現可能性や効果を検証するPoCが一般的になっている。ここ数年はその手段として、生成AIやAIエージェントを活用した開発手法に多くの企業が期待を寄せている。

 一方で、モンスターラボは、「自然言語のプロンプトでAIと開発者が協調して開発するバイブコーディング(Vibe Coding、注1)が注目を集める一方、効果的なプロンプト設計には技術的知見が必要で、非エンジニアにとって参入障壁が高いのが実情である」と指摘。同社は、こうしたPoC開発にAIを活用する際の課題に応えるツールとしてMonstarXを提供する。

注1:バイブコーディング(Vibe Coding)は、AIとの対話を通じてソフトウェアを開発するプログラミング/コーディング手法のこと。欧米の開発者/プログラマーの間で発祥した呼称である。プログラマーがコードを厳密に記述するのではなく、作りたいソフトウェアの機能や目的、全体的な雰囲気(Vibe)を自然言語でAIに伝えることで、AIが主体となってコードを生成・修正していくのが特徴である。

画面1:生成AI/AIエージェントを活用したPoC開発クラウドサービス「MonstarX」のトップ画面(出典:モンスターラボ)
拡大画像表示

 MonstarXは、要件整理、画面設計、コード生成まで、複数のAIエージェントが分担してアプリケーションを生成する(画面1)。自然言語のプロンプトを用いた対話形式で、思考を整理しながらアイデアを具体化できる仕組みを提供し、「ガイドに沿って要件を入力するだけで、だれもが自分のアイデアをプロトタイプとして形にできる」(同社)という。

 同ツールはSaaSだが、企業のセキュリティ要件に合わせて、プライベートクラウドでも動作する。大規模言語モデル(LLM)をローカル環境に構築して、それをナレッジに利用することもできる。

 料金は、「Professional」プランが月額20ドルまたは年額180ドル。上位の「Enterprise」プランはカスタム構成、独自のセキュリティ環境、専用サポートなどを含み、個別見積もりとなる。両プランのほか、30日間の無料トライアルを用意している。

関連キーワード

モンスターラボ / PoC / AIエージェント / バイブコーディング

関連記事

トピックス

[Sponsored]

モンスターラボ、AIエージェントを活用したPoC開発ツール「MonstarX」を発表モンスターラボは2025年11月6日、生成AI/AIエージェントを活用したPoC開発クラウドサービス「MonstarX」を発表した。要件整理、画面設計、コード生成まで複数のAIエージェントが分担する。非エンジニアでもガイドに沿って要件を自然言語で入力してプロトタイプを構築できる。料金は月額20ドルから。

PAGE TOP