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セゾンテクノロジー、データ連携ミドルウェア新版「DataSpider Servista 5」を発表

10年ぶりのメジャーバージョンアップでUIを刷新

2025年12月18日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

セゾンテクノロジーは2025年12月17日、データ連携ミドルウェア新版「DataSpider Servista 5」を2026年2月9日から提供すると発表した。新版では、開発環境にWindows 11をベースとした画面デザインを採用するなど、UIのブラッシュアップを図った。2016年2月リリースの「V4」以来、10年ぶりのメジャーバージョンアップになる。

 セゾンテクノロジーの「DataSpider Servista(データスパイダー サービスタ)」は、企業内外のさまざまなシステムやデータベース、アプリケーション/SaaSに散在するデータを、ノンプログラミングで連携・統合・抽出できるデータ連携ミドルウェアである。

 システムの接続方法やデータ形式の違いを意識することなく、マウス操作でシステム同士をスケジュール駆動やトリガー駆動などのタイミングでデータを連携する。約50種のアダプタを介して各種データソースと接続できる。

画面1:「DataSpider Servista 5」の開発環境「DataSpider Studio」の画面(出典:セゾンテクノロジー)
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 新版の「DataSpider Servista 5」は、2016年2月リリースの「V4」以来、10年ぶりのメジャーバージョンアップになる(関連記事IoTのデータ連携基盤に―アプレッソがDataSpider Servistaの新バージョンV4をリリース)。

 新版では、Java実行基盤や開発環境のUIを刷新した。Java実行基盤は「Java 21」ベースとなり、内部処理の最適化やメモリー管理方法の改善によって、大規模データ処理時や多数同時接続時の安定性を高めている。

 開発環境の「DataSpider Studio」画面1)は、Windows 11をベースとした画面デザインを採用してUIを刷新。Webブラウザから利用するWebアプリケーション版の開発環境「DataSpider Studio for Web」との操作性を統一している。

 今後のマイナーバージョンアップで、データ連携クラウドサービス(iPaaS)の「HULFT Square」との連携をさらに進めるとしている。データの発生から利用までを追跡するデータリネージ、メタデータ管理、生成AIによるデータ項目マッピングのレコメンデーション、両製品のUI共通化、HULFT Square経由でのログイン/ログ管理などの機能強化を予定している。

 DataSpider Servista 5の稼働OSは、データ連携ミドルウェア本体がWindows ServerまたはLinux(RedHat Enterprise Linux、Oracle Linux、Amazon Linux)。デスクトップ版の開発環境がWindows ServerまたはWindows 11。ライセンスパッケージには開発環境5ライセンスと複数種のアダプタが含まれる。

 価格(税別)は、12種のアダプタが付属するBasic版が360万円から、24種のアダプタが付属するAdvanced版が610万円から。また、月額ライセンス(20万円)を選ぶことができる。

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