ハウス食品グループ本社(本社:東京都千代田区)は、同社が利用を広げているAWSのセキュリティ運用強化の一環で、サイバーセキュリティクラウド(CSC)のマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」を導入した。同サービスによって、AWSのセキュリティサービスが発行する大量のアラートに優先順位を付けて、セキュリティを段階的に改善していく体制を整えた。CSCが2025年12月16日に発表した。
ハウス食品グループ本社は、事業の拡大に合わせて、システム基盤であるAmazon Web Services(AWS)の利用範囲を広げてきた。同社によると、AWSのセキュリティ運用管理を継続的に強化していく中で、AWSのセキュリティサービスが発する大量のアラートに対する対処が課題となっていたという。
このセキュリティ運用上の課題を解決するため、サイバーセキュリティクラウド(CSC)のマネージドセキュリティサービス(MSS)「CloudFastener」を導入。AWSが発行する大量のアラートに優先順位を付けることで、セキュリティを段階的に改善していく体制を整えた。
CloudFastenerは、AWSやGoogle Cloud、Azureなどのパブリッククラウド環境に特化したMSS。脅威検知・脆弱性管理からデータ保護、監査・コンプライアンス、攻撃被害復旧まで、クラウドセキュリティの運用全体をワンストップで提供している(図1、関連記事:CSC、パブリッククラウド特化のMSS「CloudFastener」にAzure版を追加、3大クラウドに対応)。
図1:「CloudFastener」のカバー領域(出典:サイバーセキュリティクラウド)拡大画像表示
CSCの担当者による伴走支援の下、まずはリソースの棚卸しを行って、AWSのセキュリティ設定の見直しに取り組み、重要度・緊急度でアラートを整理して優先度を明確化した。
ハウス食品グループ本社 情報セキュリティ統括部 課長の塩山健介氏は、「(MSSを通じて)改善方法の提案を受けられ、AWSを利用する各部門に具体的なセキュリティ是正の指示ができる」ことを評価している。
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