NTTソフトウェアは2009年3月24日、グループウェア利用環境においても、メールの誤送信防止の仕組みを実現可能な「CipherCraft/Mail(サイファークラフト メール)サーバタイプ」の新バージョン(Ver.5)を2009年3月31日より販売開始することを発表した。新機能として、重要な送信メール内容を上長などが自動的に確認可能とするBcc宛先自動追加機能などを追加した。
「CipherCraft/Mail」は、誤送信防止対策ソリューションとして13万ライセンスを超える販売実績がある。“グループウェアのメール環境においても誤送信防止を徹底したい”というユーザーの要望から、グループウェアのメール環境においても誤送信防止を徹底できる新バージョンが開発された。
新機能の概要は以下のとおり。
- グループウェア利用環境にも対応した誤送信防止機能
利用者PCのWebブラウザ上で誤送信防止画面を表示することで、グループウェア利用環境においても従来バージョンと同様に以下のようなメール確認を行える。
・宛先の再確認(社外宛ての注意喚起、送信履歴有無の表示 など)
・メール本文の内容と宛先アドレスが対応しているか目視確認
・添付ファイルを開いての内容確認の強制化
・添付ファイルへの自動パスワード付与
また、グループウェアサーバの後段にCipherCraft/Mailサーバタイプを配置する方式であるため、利用者PCへソフトのインストールは不要。 - 新たな誤送信防止機能
さらに誤送信の可能性を抑えるため、下記の機能を追加。
・Bcc宛先自動追加機能
ある一定条件の送信メールに対して、上長など第三者へ自動的にBcc送信することで送信者の意識を高め、さらなる注意喚起を促す機能。
・上長承認機能
メール送信前に、上長などの第三者が誤送信防止画面で送信内容を確認することで、クロスチェックによる誤送信を防ぐ機能。
・メール一時保留機能
サーバにて一定時間送信メールを保留することにより、“うっかり誤送信ミス”を防ぐ機能。
同製品の販売価格は、サーバタイプを100ユーザーで利用する場合の標準価格は59万円。
同社は、同製品について今後3年間で10億円の販売を目標とする。
NTTソフトウェア
http://www.ntts.co.jp/
CipherCraft/Mail製品ページ
http://www.ntts.co.jp/products/ccraftmail/