海外を旅すると、いかに日本が安全な国であるかを痛感する人は、多いのではないだろうか。筆者もその一人で、日本ほど安全に一人で夜道を歩ける国はないとさえ思っている。半面、その安全・安心に浸っているうちに、国防においても日常においても、セキュリティの他人依存と、ある種の“セキュリティ呆け”を起こしていることが気にかかる。企業における情報セキュリティも同様だ。表面的あるいは問題対応型の対策に終始し、本質に思慮が至っていないケースが多く見受けられる。
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