海外を旅すると、いかに日本が安全な国であるかを痛感する人は、多いのではないだろうか。筆者もその一人で、日本ほど安全に一人で夜道を歩ける国はないとさえ思っている。半面、その安全・安心に浸っているうちに、国防においても日常においても、セキュリティの他人依存と、ある種の“セキュリティ呆け”を起こしていることが気にかかる。企業における情報セキュリティも同様だ。表面的あるいは問題対応型の対策に終始し、本質に思慮が至っていないケースが多く見受けられる。
- > 前へ
- 1
- 2
バックナンバー
- 生成AIで進化するサイバー空間の“悪意”、どう対処するか?(2025/11/26)
- ヒューマノイドの時代が確実にやってくる(2025/10/28)
- 「越境」のすすめ─CIOは専門性の境界を越える「総合診療科医」であれ!(2025/09/25)
- 年初発表の「2025年世界10大リスク」を振り返ってみる(2025/08/28)
- ネットで完結しないネットバンキング─デジタルを生かせない銀行の非効率(2025/07/28)



































