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iGUAZU、CO2排出権を付けたLenovo製PC/モニター「イグアスGreenモデル」を発表

2009年10月23日(金)IT Leaders編集部

JBCCホールディングスは2009年10月22日、同社の事業会社であるイグアス(以下、iGUAZU)がレノボ・ジャパン(以下、Lenovo)と共同で、使用時に発生するCO2の排出量に相当する排出権を付加したカーボンオフセット商品「イグアスGreenモデル」の販売を同日より開始すると発表した。

 カーボンオフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができないCO2(=カーボン)などの温室効果ガスの排出について、どうしても削減が困難な部分の排出量を、他の場所で実施されている温室効果ガス排出削減活動の費用を負担することで相殺(=オフセット)しようとする考え方のことである。

 iGUAZUは、年間約5万台を販売するLenovo社製PCおよび液晶モニターに1年間の消費電力量に相当する排出権を付加し、カーボンオフセット商品として販売する。これは、国連が認定した温室効果ガス削減プロジェクトによって創出されるCO2排出権を住友商事を通じてLenovoの資金協力のもとでiGUAZUが購入し、Lenovo社製の対象商品の販売時に排出権を付加することによって実現する。

 購入した機種により1台あたり19~60kgのCO2排出量をオフセットすることが可能である。なお、費用は商品には転嫁せず、社会貢献活動の一環としてiGUAZUおよびLenovoが負担する。このカーボンオフセットに要した排出権は日本政府に無償譲渡(償却)し、日本で掲げる温室効果ガスの削減目標に貢献する。また、排出権の管理については、iGUAZU自身が排出権取引口座を開設し、排出権の調達から日本政府への償却までを一貫して行う。

 iGUAZUは、顧客のオフィスにおけるCO2削減を支援するとともに、専門部署を立ち上げ、今回の取り組みと本年4月に開始したカーボンオフセットトナーの販売におけるノウハウをもとに、カーボンオフセット・プロバイダーとしても事業を展開していく。また、プロバイダー事業としては、他社のCO2削減への取り組みをサポートするとともに、「イグアスGreenモデル」の対象商品を広げていくとしている。

「イグアスGreenモデル」の対象商品は次の合計10機種である。

Lenovo社製 デスクトップPC「ThinkCentre」 2機種
Lenovo社製 ノートPC「ThinkPad」 6機種
Lenovo社製 液晶モニター「ThinkVision」 2機種

 今回対象となる商品には、CO2排出権付き商品であることを明示するラベルが貼付される。また、要望により、購入数量や国に無償譲渡される認証済排出削減量が記載されたカーボンオフセット証明書を発行する。

 用いる排出権は、インドにおける風力発電プロジェクトから創出されるCER(クリーン開発メカニズム(CDM)により発行される国連認証済みのクレジット)(国連登録番号0564)である。

 iGUAZUは今後、償却の実績を同社Webサイト上で公開し、今年度末までに3000台を販売して、約140トンのCO2排出権償却を目指すとしている。

JBCCホールディングス
http://www.jbcchd.co.jp/index.html

イグアス(iGUAZU)
http://www.i-guazu.co.jp/

レノボ・ジャパン
http://www.lenovo.com/jp/ja/

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