[新製品・サービス]

リモートデスクトップ「DoMobile」に新版、SSL接続時に耐量子暗号を利用可能に

2026年1月19日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立ソリューションズ・クリエイトは2026年1月15日、リモートデスクトップツール新版「DoMobile Ver.5」を提供開始した。新版では、SSL/TLS接続時に耐量子計算機暗号を使えるようにしてセキュリティを高めた。一般的なRSAやECC(楕円曲線暗号)だけでなく、ML-KEMが使える。価格(税別)は、オンプレミス版が60万円から。

 日立ソリューションズ・クリエイトの「DoMobile」は、社外からインターネット上のサーバーを仲介してオフィスのWindows PCをリモート操作するためのシステム製品である(関連記事リモートデスクトップ「DoMobile」に新版、手元のマイクでWeb会議に参加)。

図1:リモートPC操作ソフトウェア「DoMobile」の概要(出典:日立ソリューションズ・クリエイト)
拡大画像表示

 操作対象PCは、Windows 11またはWindows Serverで、DoMobile専用ソフトウェアをインストールして使う。操作対象PCからインターネット上の仲介サーバーにHTTPS(ポート443)のアウトバウンド通信でコネクションを張るため、社内LANのネットワーク構成を変更することなく導入が可能である(図1)。

 アクセス元の端末からは、Webブラウザ(Edge/Chrome/Firefox/Internet Explorer 11)またはモバイルアプリ「DoMobile Go」(iPhone/iPad/Android)を使ってアクセスする。ユーザー認証にはクライアント証明書を利用する。操作対象PCがWake On LAN機能を備える場合は、Wake On LAN用の仲介サーバーを介して操作対象PCの電源を自動でONにする運用もとれる。

 新版では、SSL/TLS接続時に、耐量子計算機暗号(PQC)を使えるようにしてセキュリティを高めた(図2)。一般的なRSAやECC(楕円曲線暗号)だけでなく、ML-KEM(FIPS 203)が使える(関連記事NIST、耐量子暗号アルゴリズム3種類をFIPS標準として最終決定、格子暗号で鍵交換/電子署名)。QPC暗号によって、HNDL(Harvest Now, Decrypt Later)攻撃(暗号化データを収集しておき、将来的に解読が可能になった時点で解読する攻撃)に備えられる。

図2:DoMobileのSSL/TLS接続時に耐量子計算機暗号(PQC)を使えるようにした(出典:日立ソリューションズ・クリエイト)
拡大画像表示

 ローカル端末からオフィスPCへのアクセスを仲介するサーバー機能には、オンプレミス版の「DoMobile CSE」と、クラウドサービス版の「DoMobile ASP」がある。オンプレミス版のサーバーソフトウェアは仮想アプライアンス(OSはDebian Linux 11)の形で提供する。動作確認済みの仮想環境はVMware ESXi。

 価格(税別)は、オンプレミス版が60万円(サーバーライセンス×1、クライアントライセンス×5)から。クラウドサービス版は、1ユーザーあたり年額2万1600円。

関連キーワード

日立ソリューションズ・クリエイト / リモートデスクトップ / 耐量子暗号

関連記事

トピックス

[Sponsored]

リモートデスクトップ「DoMobile」に新版、SSL接続時に耐量子暗号を利用可能に日立ソリューションズ・クリエイトは2026年1月15日、リモートデスクトップツール新版「DoMobile Ver.5」を提供開始した。新版では、SSL/TLS接続時に耐量子計算機暗号を使えるようにしてセキュリティを高めた。一般的なRSAやECC(楕円曲線暗号)だけでなく、ML-KEMが使える。価格(税別)は、オンプレミス版が60万円から。

PAGE TOP