日立ソフトは2009年12月10日、同社の統制IT基盤提供サービス「SecureOnline(セキュアオンライン)」 が提供する仮想環境(仮想化ソフトウェア:VMware)への移行を実現するP2V(Physical to Virtual)移行をサービス化し、「SecureOnline P2V移行サービス」として2010年1月4日より販売を開始すると発表した。同サービスにより、物理サーバから仮想サーバへP2V移行することで、ハードウェアやネットワークの設計・手配・構築作業及び、 保守・管理・障害対応作業等を大きく軽減できる。
同社は、2007年1月から統制IT基盤提供サービス「SecureOnline」を開始しているが、サービス開始以降、ユーザー企業の本番業務システムについて、 30プロジェクト、200サーバに及ぶP2V移行案件を手がけてきた。この実績をもとに、このたびP2V移行手順や移行時間見積方法、ヒアリングシート、 移行時に発生する問題とその対応方法等をガイドラインとして整備し、サービス化を行った。
同サービスのメニューと概要は以下のとおりです(価格は税込)。
- アセスメントサービス:15万7,500円より(5台まで)
ヒアリングシート回答を元に、移行可否判定、手順検討を実施する。 - クローニングサービス:10万5,000円/サーバより
アセスメント結果に従い、日立ソフト技術者がオンサイトで物理サーバのクローニング(データ複製)を実施。 - クローニングサポートサービス:5万2,500円/日より
ユーザー自身でクローニング実施の場合に、手順提供及びQ&A対応を行う。 - インポートサービス:5万2,500円/サーバ
SecureOnline仮想マシンへのインポートを実施。
同社は、同サービスによって、今後年間50社のP2V移行を目指す。