日立ソリューションズは2011年2月28日、キヤノンソフトウェア(以下、キヤノンソフト)が開発した、Webアプリケーション自動生成ツール「Web Performer(ウェブ パフォーマ)」を開発ツールとして組み込んだ「Web Performer導入ソリューション」の提供を3月1日から開始すると発表した。同社は、「システム最適設計ソリューション」のラインアップに「Web Performer導入ソリューション」を追加し、ソリューション全体で、2015年度までに約12億円の販売を目指すとしている。
「Web Performer」は、大手、中小を問わず160社以上に導入されているWebアプリケーション100%自動生成ツールである。日立ソリューションズは、SOA/BPMやシステム標準化の要素技術を活用したシステム最適設計ソリューションを提供してきた。今回、レガシーシステムの操作性を維持しつつ、低コストでWebシステムへのマイグレーションを実現したいというニーズに応えるために、開発・保守コスト削減を実現できる「Web Performer」を開発ツールとして採用した。
今回同社は、キヤノンソフトと連携し、「Web Performer」で生成したWebアプリケーションが動作するAPサーバのラインアップ「WebSphere」、「Oracle WebLogic Server」、「Tomcat」に、日立製作所が開発した、Webアプリケーションサーバ「uCosminexus Application Server」を追加した。
サービスの概要は次のとおり。
- 【設計サービス】
具体的な案件へ適用する際のWeb Performerの画面設計技法やテクニカル面でのベターユースなど開発方法のノウハウ提供、開発環境構築支援を実施する。 - 【開発サービス】
SOA製品(ESB、BPEL)と組合せた際のフロントエンド開発、または、アーキテクチャ標準化の作業内でフロントエンドの開発ツールとして適用したアプリ開発を実施する。 - 【インフラ構築サービス】
Web Performerで生成したWebアプリケーションの実行環境となる各種アプリケーションサーバ(Cosminexusなど)のパラメータ設計、インストールおよび初期動作確認作業を実施する。
サービスの価格は、個別見積となる。
日立ソリューションズは、今回の「Web Performer」の導入により、システム最適設計ソリューションの強化を図っている。そして今後も、日立ソリューションズおよび日立グループ各社が提供する製品・ソリューションと「Web Performer」との連携を強力に推進していくという。
「Web Performer導入ソリューション」
http://www.hitachi-solutions.co.jp/web_performer/
「システム最適設計ソリューション」のSOAソリューション
http://www.hitachi-system.co.jp/soa/
「システム最適設計ソリューション」のハイブリッドインテグレーションソリューション
http://www.hitachi-system.co.jp/hybrid_si/
日立ソリューションズ
https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
キヤノンソフトウェア
http://www.canon-soft.co.jp/contact.html