日本最古の生命保険会社としての歴史を持ち、業界大手4社の一角を占める明治安田生命。このほど、営業担当者の業務端末をリプレースするにあたり、Windows 8タブレット約3万台を導入した。プロジェクトを牽引したメンバーに背景を聞く。(記事内は敬称略) 聞き手:本誌編集長 川上 潤司 Photo:丸毛 透

明治安田生命保険相互会社
情報システム部 ITプランナー
橋田 和己 氏
情報システム部 ITプランナー
橋田 和己 氏
──まずは、プロジェクトの概要を教えてください。
橋田: 営業担当者の業務用端末として、「マイスター・モバイル」と呼ぶWindows 8タブレットを約3万台導入しました。これまで、Windows XPのノートパソコンを配布していましたが、ハードウェアが老朽化しており、OSのサポート終了も控えているので、新端末にリプレースする形です。
2010年から検討を始め、2011年10月にプロジェクトの承認を得ました。その後、2年間かけてシステムを構築。2013年6月から、都内にある支社でのパイロット運用を始めました。これから全国に導入を開始します。
──このところ、大手生保が立て続けにタブレットを導入していますね。こうした動きに触発されて?
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