米AuriQ Systems日本法人のオーリック・システムズは2014年4月21日、データのクレンジングや関連付け、分析までを実施するクラウドサービスを発表した。ビッグデータを分析するだけではなく、データ活用に欠かせないデータマネジメント環境を合わせて提供する。
オーリック・システムは、大量データを高速に整理するソフト「Essentia」を独自に開発。これをAWS(アマゾンウェブサービス)上に配備し、ビッグデータの分析環境と合わせて提供する。データの誤りを修正したり、重複するデータを削除したり、データ同士を関連付けたりできる。データを圧縮したまま処理することで、クレンジングなどの作業時間を短縮する。
こうして整理したデータを分析する。インメモリ技術や並列処理技術を活用し、Hadoopを使うよりも100倍以上高速なベンチマーク結果を出したという。
異なるデータを組み合わせて分析したいが、データがバラバラで整理するのは面倒と考える企業に向く。月額料金(税別)は30万円から。データの集計項目やデータ量などにより料金は異なる。AWSの利用料を含む。