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クラウド、モバイル、IoT時代、アプリケーションパフォーマンスの“自衛”が不可欠になる

顧客や従業員が快適にシステムを利用するために必要なこと

2014年7月29日(火)

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リバーベッドテクノロジー（以下、リバーベッド）は設立以来、「距離と場所の制約を解消する」という理念を一貫して追求し続けてきた。研究開発やM&Aによって、ポートフォリオを拡充。それらを統合して、新ブランド「Steel」を打ち出した。ネットワークインフラの状況を可視化し、ボトルネックを解消、常にエンドユーザーに快適な環境を提供するための手段を提供する。あらためて、リバーベッドが解決する課題を紹介しよう。

リバーベッドテクノロジーの新ビジョン「ロケーション・インディペンデント・コンピューティング」

　必要なのは「自衛」の姿勢だ。これまで多く企業は、ネットワークならばキャリア、アプリケーション運用はSIベンダーといった具合に、専門家に課題解決を依頼してきた。しかし、システムのパフォーマンスを維持するためには、「CIOやIT部門の責任者がもっと防衛意識を高めていく必要があります」（大須賀氏）。

　すでに、欧米企業では、自社のアプリケーションやネットワークのトラフィックやパフォーマンス、セキュリティがどうなっているのか、IT管理者が積極的に監視を行っている。状況を正確に把握しておかなければ、問題が起こったときに迅速な手を打てないからだ。

　こうした状況を見据えて、リバーベッドは企業買収を含めて必要な製品群を揃えてきた。

　例えば、Riverbed SteelCentralは、オンプレミスだけでなく、パブリッククラウドやアプリケーション、エンドユーザーまでエンド・トゥ・エンドでシステムを“見える化”するツール。ボトルネックさえ可視化できれば、適切な対策も打てるようになる。

　その手段も提供する。アプリケーションがボトルネックなら配信を最適化する「Riverbed SteelApp」、拠点でのデータアクセス・保護に不安があるなら、拠点向けの統合インフラ「Riverbed SteelFusion」を使用するといった具合だ。パフォーマンス改善を包括的にサポートする。

図：Steelブランドの製品ポートフォリオ
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　2014年には、ブランド名をリニューアル。「Steel」のブランドのもとに製品を整理し、製品同士がより緊密に連携するよう機能強化した。さらに、アプリケーションやデータ配信を最適化して、場所や距離にとらわれずITシステムを快適に利用できる環境を整備する新ビジョン「ロケーション・インディペンデント・コンピューティング」を打ち出した。

　今後、リバーベッドテクノロジーはアドバイザリや構築支援、トラブルシューティング、トレーニングサービスなど広範なサービスを展開。“One Company”、“One Solution”、“One Platform”をスローガンに企業を一貫した体制で支える。今後の動向にぜひ注目されたい。