プラットフォーム・クラウド市場において、AWS(Amazon Web Services)のシェアは今なおダントツだが、米マイクロソフトやIBMの存在感もにわかに増している──。米Synergy Researchが公表した直近の調査結果からは、そんな状況が見えてくる。
IaaS、PaaSの領域で米マイクロソフトとIBMが大幅な伸び。この2社にGoogle、Salesforce.comを合わせた売上高が、ついにAWSのそれを上回った──。米調査会社のSynergy Researchは7月末、プラットフォーム・クラウド(IaaS、PaaSのプライベートとハイブリッド・クラウド)市場における、こんな調査結果を公表した(https://www.srgresearch.com/articles/microsoft-and-ibm-chase-amazon-while-google-falls-pace)。
図 米Synergy Researchが公表したプラットフォーム・クラウドの市場動向プラットフォームのクラウド市場は、AWSをコカ・コーラとすればペプシコーラに相当する企業がいない、つまり一強他弱の状況が続いてきた。今回のSynergy Researchの調査でも、基本構造が変わったわけではない。2014年第2四半期にマイクロソフト、IBM、Google、Salesforceを合わせたシェアを下回ったとはいえ、AWSがダントツの存在である。
しかしスケールメリットをフルに活かしてAWSが他との差をさらに広げるかと思いきや、そうではなかった。AWSも前年同期比49%と高い伸びだが、マイクロソフトは164%、IBMは86%とそれ以上に高い伸びを示したのだ。原動力と考えられるのがマイクロソフトの場合、2012年6月から米国で提供を開始したAzureのIaaSである。料金面で真正面からAWS対抗を打ち出し、シェアを拡大している(http://azure.microsoft.com/ja-jp/campaigns/azure-vs-aws/)。
一方のIBMはSoftLayerの買収とプライベートクラウドの強化だろう。いずれにせよ仮に両社がこの伸び率を今後も維持すればAWSに対抗できる有力サービスになり、ユーザー企業にとっては選択肢が増えることになる。なお、Synergy Researchは2014年第2四半期のプラットフォーム・クラウド市場の規模を37億ドルと推定。年換算では130億ドルになり、年率45%で成長すると見ている。
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