米IBMがプライベートPaaS(Platform as a Service)製品「IBM PureApplication 」の機能拡張を図っている。2014年6月に同社のIaaS(Infrastructure as a Service)である「SoftLayer」上で展開するクラウドサービスを発表。8月には管理ソフトの最新版を投入し、OpenStackなどへの対応を強化した。オンプレミスとクラウドのハイブリッド対応が進むPureApplicationの今後の姿などを、米IBMのCTO(Chief Technology Officer:最高技術責任者)であるジェイソン・マクギー(Jason McGee)氏に聞いた。(聞き手は志度昌宏=IT Leaders編集)
米IBMのCTO(Chief Technology Officer:最高技術責任者)であるジェイソン・マクギー(Jason McGee)氏
−−PureApplicationのクラウドサービス「IBM PureApplication Service on SoftLayer」を開始した。PaaS(Platform as a Service)としてIBMは「Bluemix」にも力を入れている。両者は競合しないのか。
クラウド上で稼働するワークロードには2つのグループがある。1つは、クラウド上で新たに開発される「クラウドネイティブ」なワークロード。もう1つは、オンプレミス環境などで稼働している既存アプリケーションを移行させたワークロードだ。
Bluemixは、前者のクラウドネイティブなワークロードのためのPaaSだ。プログラム開発者のために最適化を図っている。これに対しPureApplicationは、後者の既存アプリケーションをクラウド環境で利用するためのPaaSになる。
SoftLayer上にPureApplication Serviceが登場したことで、オンプレミスのPureApplicationとの間で、既存のアプリケーションのポータビリティ(可搬性)が確保できる。オンプレミス環境では、利用できるハードウェア環境が限定されるが、SoftLayerは、仮想マシン(VM)やベアメタルといったクラウドインフラもサポートする。
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