ITサービス会社のソフトバンク・テクノロジー(SBT)は2015年2月16日、様々なシステムのログを管理/分析するためのクラウドサービス「4DP LogSearch」の提供を始めると発表した。社内の様々なログを横断的に分析することで、標的型攻撃や内部からの情報漏えいといったセキュリティリスクを把握できるようにする。
4DP LogSearchは、サーバーやネットワーク機器など、複数のシステムを対象に、そのログをリアルタイムに集約し、高速に検索するためのクラウドサービス。 データを管理/可視化するダッシュボードは、可視化したい項目に応じて、テンプレートを使ったりカスタマイズしたりができる。
ログの管理/分析により、セキュリティリスクが把握できるため、企業の情報セキュリティ強化につながるとする。例えば、PC資産管理ソフトのログからは、従業員のWebアクセス状況やファイル操作などの状況を時系列で管理できる。サーバーのログからは、外部からの脅威を可視化できる。
セキュリティのほか、データベース監査の強化にも使える。社内の機密情報へのアクセス状況やシステム変更などを時系列/アクション別にレポートできるからだ。
4DP LogSearchの利用料は、基本料金が初期費用30万円(税別、以下同)、月額6万円(100GB)。各種製品との連携テンプレートを提供する「連携パック」の場合は、初期費用50万円、月額6万円(100GB)になる。ユーザーニーズに合わせたログ可視化項目のカスタマイズは、個別見積もり。