日立システムズは2015年3月17日、クラウド環境で動作するシステムを対象にしたサポートサービス「クラウド向け統合運用サービス」を発売したと発表した。クラウド基盤の運用から業務BPO(Business Process Outsourcing)までを用意する。まずはAWS(Amazon Web Services)環境を対象にする。
クラウド向け統合運用サービスは、AWS(Amazon Web Services)上で稼働しているシステムを、24時間365日体制で運用・監視するもの。同社のコンタクトセンターから、各種製品やミドルウェア、各種OSをサポートするほか、問い合わせには日本語または英語で対応する。種々のバックオフィス業務を代行する「業務BPOサービス」も用意する。既存の運用・運用体制を継続して利用することもできる。
既存の「マルチベンダーサポートサービス」を組み合わせることで、AWS以外のシステム基盤やハードウェア/ソフトウェアなどに関する問い合わせにも一元的に対応する。Microsoft Azureには2015年9月末までを目処に対応するなど、さらなるサービス拡充を図る予定だ。
AWSを対象にしたクラウド向け統合運用サービスの価格は、運用費が月額13万円から(税別。窓口対応時間9:00〜17:00、クラウド基盤の問い合わせ対応/監視/通知の場合)。別途、インシデント数に応じた費用を請求する。運用費は、クラウドのオートスケールによりインスタンス台数が自動的に変動しても変わらない。