ITサービス事業者のTISは2015年6月17日、システム性能をリアルタイムに監視するためのSaaS(Software as a Service)を開始したと発表した。TISデータセンターの構内回線やインターネットを経由し、対象システムの性能情報をポータルサイトから監視できる。
TISが始めた「SaaS型性能監視サービス」は、アイビーシー(IBC)の性能監視ソフトウェア「System Answer G2」の機能をサービスとして提供するもの。TISが持つ同ソフトウェアの運用実績を基にSaaS型サービスとして商品化した。
対象システムの性能をリアルタイムでモニタリングしたり取得データを蓄積したりできる。オプションで、選択した監視項目について、該当期間の性能情報のグラフやコメントを記載した「稼働実績レポート」を提出する。IT計画策定時など必要な時だけ依頼できる。障害通知や分析、改善対応、導入支援のサービスもオプションとして用意する。
SaaS型性能監視サービスの料金は、10ホスト(200項目)の場合で、月額3万5000円(税別)など。初期費用は不要で、最短1カ月から月単位で契約する。なお、2015年9月末までに申し込むと、1カ月間の月額費用が無料になるキャンペーンを実施している。