楽天グループの通信会社であるフュージョン・コミュニケーションズ(フュージョン)は2015年7月1日、電話営業支援に特化したクラウド型のCTI(Computer Telephony Integration)サービス「FUSION Outbound Pro(フュージョン アウトバウンドプロ)」の提供を開始した。オペレーターの操作性や、管理者の運用性などを高めている。
FUSION Outbound Proは、発信業務を効率化するための様々な機能を持つ、クラウド型の電話営業支援システム。電話営業に必要な機能に加え、全通話の録音や通話のモニタリング、操作画面のカスタマイズなどの機能を提供する。オプションで、対象のリストに一斉に架電し、つながったコールのみをアポインターに接続する「プレディクティブコール機能」も用意する。
オペレーターは架電結果をプルダウン方式で選択することで登録でき、業務の簡素化や効率化を図れる。管理者は発信/未発信件数や選択された項目結果ごとの件数や再架電対象などを把握できるため、電話営業業務の管理/分析の効率を高められる。業種/商材に合わせたスクリプト表示、架電結果を入力するための項目や選択肢内容のカスタマイズも、管理画面上で設定できる。
クラウド型サービスであるため、テレワークなどの業務形態にも対応できる。Webブラウザで使用する「ブラウザフォン」を採用し、デバイスごとにアプリケーションやソフトウェアをダウンロードする必要はない。
サービス提供用のサーバーは、24時間365日有人監視しており、故障時には検知から復旧までに対応する。050/0120番号の提供から同システムや電話機の手配まで一括して提供する。
FUSION Outbound Proの利用料金は、初期費用が3万円から、月額費用が1席当たり8000円からになる。