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オブジェクトストレージとNASの“良いとこ取り”で具現化する拡張性と可用性~SCSKが米EXABLOX「OneBlox」の国内展開を開始

2016年2月17日(水)

オブジェクトストレージとNAS(Network Attached Storage)、それぞれの長所や使いやすさを一体化するという新機軸で注目を集めているのが米EXABLOX社のスケールアウトストレージ「OneBlox」だ。日本では、SCSKが総代理店となり販売とサポートにあたる。ユーザー企業が享受できる価値とはいかなるものか。両社のキーパーソンに話を聞いた。

サイロ化するストレージをOneBloxに統合

 マサチューセッツ工科大学のプラズマ科学核融合センターも、EXABLOXのユーザーだ。同センターでは、1回で数百ギガバイトから数テラバイトにもおよぶ膨大な実験データの扱いに悩んでいた。しかも、その貴重なデータは、将来にわたって永続的に安全に保管されなければならない。

 もともとのシステムでは、複数の仮想サーバー群と一般的なSANストレージをiSCSIによって接続し、バックアップソフトウェアを用いて複数のSANアイランドへバックアップしていた。また、実験用のアプリケーションには別系統のストレージが接続されており、これも異なるSANアイランドにバックアップしていた。こうしたストレージのサイロ化も拡張性に乏しく、大きな問題だった。

 そこで、再構築の時間とトラブルを避けるため、仮想化環境に接続されたSANストレージはそのまま、バックアップストレージとしてOneBloxを構築した。実験用アプリケーションは、直接OneBloxへデータを格納するようにしたことで、SANストレージを削減することにも成功した。現状では100TB超のストレージ容量であるが、拡張性の高いOneBloxであれば、容量の肥大化にも対応が可能だ。

 もう1つ事例を紹介しよう。ヘルスケア業界専門のHooper, Lundy & Bookman法律事務所は、失うことのできない貴重で巨大な顧客データを保有していた。15TBのプライマリデータと40TBものバックアップデータがあり、ディザスタリカバリ対応の負荷も増大していた。

 現在では、ロサンゼルスとサンフランシスコに50TBのOneBloxをそれぞれ配置してDR環境を構築し、SANストレージのバックアップデータや係争専門のシステムのデータを格納して、一元的に管理している。

 この2つの事例に共通しているのは、OneBloxをバックアップ用途だけでなく、特定アプリケーションサーバーの参照用ストレージとしても利用していることだ。OneBloxは単なる重複排除機能を持ったバックアップ、アーカイブ用ストレージではなく、パフォーマンスにも優れた、アクティブアーカイブストレージといえる。

 「従来のストレージ管理は、非常に煩雑なものでした。複数種類のデータを格納するため、複数のストレージ領域を用意し、サイロ化も進む一方でした。EXABLOXのOneBloxとOneSystemは、現代にマッチした新しいストレージです。データはひとまとめに格納できますし、ノードを追加するだけで容量やパフォーマンスが強化され、ディザスタリカバリ環境の整備も容易です。また、クラウド管理ツールという、これまでになかった新しいストレージ管理を提供します。運用の時間もコストも削減できるソリューションなのです」(Balan氏)。

日本国内でも高まるスケールアウトNASのニーズ

写真2 SCSK株式会社 ITエンジニアリング事業本部 ストレージネットワーク部 プロジェクトリーダーの遠藤秀喜氏

 国内においては、SCSKがEXABLOXの総代理店として販売とサポートを行う。同社のITエンジニアリング事業本部 ストレージネットワーク部 プロジェクトリーダーを務める遠藤秀喜氏は、「私たちは、もともとファイルサーバーやスケールアウトNASの市場が拡大することを予想し、2014年ごろからオブジェクトストレージをはじめ、時代にマッチしたエンタープライズ向けの新しいストレージを探していました。その中で出会ったのが、OneBloxなのです」と述べる。

 遠藤氏が着目したのは、やはり一般企業でも使いやすいNASであることだ。しかも、6TBという非常に小さな領域からスモールスタートできるものは、ほかにはほとんどなかった。スタートアップ企業でも、当初からスケールアウトNASを検討するケースが多く、そうしたユーザーに最適だと考えたのだ。スタートアップ企業は、事業の成長が不鮮明なこともあるが、急激な拡張が必要となってもOneBloxであれば容易に対応できる。

写真3 SCSK株式会社 ITエンジニアリング事業本部 ストレージネットワーク部 業務支援課の中島沙季氏

 「OneSystemを通じて、リモート管理できるストレージというのは、これまでになかった製品だと思います。すでに私たちも、管理を代行するマネージドサービスを提供しておりますので、管理負荷を大幅に軽減できます。ソフトウェアアップデートすら、私たちのほうから実行できるのです。ストレージ技術だけでなく、運用管理も柔軟な体制が採れるのも、OneBloxの大きな特長の1つです」(SCSK株式会社 ITエンジニアリング事業本部 ストレージネットワーク部 業務支援課の中島沙季氏)。

 Balan氏も、SCSKの高品質なサービスや提案力に大きな期待を寄せている。「SCSKは、EXABLOXにとって極めて重要なパートナーです。さまざまなユーザーのニーズに応えて、いっしょに市場を形成していきたいと思います」と述べている。 

写真4 取材に応じてくれたキーパーソンの方々。左からSCSK株式会社 ITエンジニアリング事業本部 ストレージネットワーク部 業務支援課の中島沙季氏、同 副部長の原島敦氏、米EXABLOX社のRamesh Iyer Balan氏、SCSK株式会社の遠藤秀喜氏

●お問い合わせ先

SCSK株式会社

製品情報:http://www.scsk.jp/product/common/exablox/

プラットフォームソリューション事業部門
ITエンジニアリング事業本部 ストレージネットワーク部
東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント

TEL : 03-5859-3024
E-mail : exablox-info@ml.scsk.jp


 

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