富士通は2016年2月17日、米Arcserveの日本法人、arcserve Japanが提供する統合バックアップ/リカバリ製品「Arcserve Unified Data Protection(UDP)」が、富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」に対応したと発表した。
富士通のクラウドサービス基盤「K5」に、OS稼働中でもドライブイメージバックアップが可能な「Arcserve UDP」が対応したことで、クラウド上の業務データを、高速かつ安全にバックアップできるようになる。
Arcserve UDPが備える、日々のバックアップのデータ量を抑えながら保存世代数を自動で調整する「永久増分バックアップ機能」と、保存世代間で重複しているデータを一本化する「重複排除機能」を利用してバックアップデータを低減することも可能だ。
標準機能で、ドライブイメージからのファイル単位のリストア(復旧)や、任意の場所に構築したサーバーへのバックアップデータの遠隔転送が可能なため、時間従量料金の仮想サーバーおよび容量従量料金のストレージを提供するK5と合わせて利用することで、クラウド上で手軽にデータの保護から災害対策までを行える。
K5は、2016年度以降に海外での提供も予定しており、データのバックアップ先として海外を利用したいユーザーにも対応していくという。今後は、Arcserve UDPの設定画面からK5をバックアップ先のクラウドとして選択することで、ユーザーの環境からクラウド環境へのバックアップを可能にするなど、機能の強化を図るとしている。