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アット東京、ITシステムの監視基盤クラウドサービス「@Ractiv」をリリース

2016年2月23日(火)クラウド&データセンター完全ガイド編集部

アット東京は2016年2月23日、クラウド型データセンター監視プラットフォームサービス「@Ractiv(AT TOKYO Rack & Telecom Intelligent View、アットラクティブ)」を同月24日より提供開始すると発表した。データセンター専業事業者としての経験・ノウハウを基に開発された各種監視サービス/サポートの提供により、企業が取り組む経営資源(時間・コスト・人など)の有効活用を支援するとしている。

 データセンターに構築されたサーバーやネットワークのIT機器類を安定的に運用するにあたっては当然、ITシステムの監視基盤が不可欠である。@Ractivは、アット東京が提供する仮想プラットフォーム上に構築され、ユーザー企業は自社の環境に合わせて、監視基盤をクラウドサービスとして利用することができる。

 死活監視(Ping)、ポート監視(TCP/UDP)、リソース監視(SNMP)、CPU/メモリ使用率、ディスク使用量(SNMPまたはエージェント)、プロセス監視といった通常監視機能に加えて、障害検知時のメール通知、各種レポート作成といった機能も備わり、データセンター内のITシステムの監視業務全般にわたって効率的な運用が可能になるという(画面1)。

画面1:@Ractivの監視画面(出典:アット東京)
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 アット東京は、@Ractivのクラウドサービスとしての特徴として、ユーザー自身が必要なときに必要な規模の監視基盤を構築することができる点、オンプレミスの専用サーバー上に構築される一般的な監視基盤と比べて、構築から導入、利用開始までにかかる時間・工数や費用を大幅に削減できる点を挙げている。

 また、ユーザーごとのニーズにこたえるオプションサービスについては、データセンター専業事業者ならではのサービスがそろっている。例えば、監視設定の代行、システム障害の1次対策の代行(リモートハンズサービス)、障害検知時の電話連絡、アット東京のデータセンタープロフェッショナルスタッフによる機器の状態確認から復旧対応までの対応といったサービスが用意されている(図1)。

図1:@Ractivのサービス構成図(出典:アット東京)
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 @Ractivはマルチテナントの共用タイプとユーザー企業ごとの専用タイプの2種類から選べる。共用タイプの基本料金は初期費用10万円、月額3万円で、従量料金が監視10項目単位で月額500円となっている。専用タイプの基本料金は初期費用35万円、月額20万円(最大で4,500項目まで監視可能)となっている。

 なお、サービス開始当初はアット東京のデータセンターを利用している顧客企業向けの提供となるが、アット東京によると、今後、同社のデータセンター以外でも@Ractivが利用可能になる予定だ。

 アット東京は以前より、データセンター専業事業者の知見やノウハウを基にした「@EYE(アットアイ:アット東京のデータセンターファシリティマネジメントサービス)」を提供してきた。今回の@Ractivの提供により、ファシリティ管理のみならず、ITシステムの監視もカバーされ、統合的なDCIM(Data Center Infrastructure Management)のサービス体系を整えたことになる。「これらのサービスの提供を通じて、ユーザーに時間やコスト、人などの経営資源を本来の事業に集中させることを支援する」(同社)。

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