アルテリア・ネットワークスは2016年11月1日、サーバーやWebサービスへのアクセス不能を狙ったDDoS攻撃からネットワークシステムを守る「DDoS対策サービス」の提供を開始した。ISP、ECサイトやポータルサイトなどを運営している事業者を対象に提供する。
「DDoS対策サービス」は、複数のコンピューターからサーバーなどへ大量のIPパケットを送り、サーバーやWebサービスを機能停止状態にする「DDoS攻撃」に対し、ネットワークやサーバー機器へのトラフィックの過負荷を緩和することで、正常な通信の維持を図る。
トラフィックの増加を検知装置により自動検知し、攻撃を可視化する。そして、緩和装置により攻撃を緩和し、正常な通信を保護する。24時間365日稼働することでネットワークやサーバー機器の負荷上昇を抑制し、ユーザーの運用負担を軽減する。
用途に合わせて、「検知プラン」「検知自動緩和プラン」「検知手動緩和プラン」の3つのプランから選択できる。検知プランは、検知閾値を超過した際にユーザーへメールで知らせる。検知自動緩和プランでは、メールでの連絡に加え、自動でトラフィックを緩和する。検知手動緩和プランでは、メールでの連絡に加え、ユーザーからの依頼に従ってトラフィックを緩和する。
DDoS対策サービスの価格は、初期費用が10万円(税別、以下同様)で、月額費用が20万円(検知プランの場合)から。対応するサービスは、アルテリア・ネットワークスが提供する「IPトランジットサービス」「専用線アクセスサービス」「iDC構内型アクセス(専有型)」になる。