インターネットイニシアティブ(IIJ)は、「IIJ GIOサービス」のクラウド上でデータベースの構築から運用保守まで包括的に提供する「IIJ GIOアドバンストDBソリューション」の機能を強化し、短いダウンタイムでのデータベース移行および高速なデータレプリケーションを可能にする新たなメニューの提供を、2017年3月21日に開始した。
IIJは、米Attunityが開発するデータベース複製ソフトウェア「Attunity Replicate」(国内代理店:インサイトテクノロジー)を「IIJ GIOアドバンストDBソリューション」に組み込み、月額サービスとして提供する。
Attunity Replicateを利用することで、従来のデータ移行時と比較してダウンタイムを約80%削減可能になる。システムの更新時やオンプレミスからクラウドへのシステム移行など、データベースの移行が必要になる場合でも、サービスや業務停止を抑えられる。
データレプリケーションと同期を高速化することで、常に最新のデータの分析などに活用することも可能だ。DR(Disaster Recovery)用途ではリアルタイムのデータバックアップができるようになるなど、システムの可用性の向上を図れる。
クラウド環境とオンプレミス環境間、異種データベース間での移行、レプリケーションにも対応している。用途に応じてデータベースを選択でき、ライセンス費用の削減や柔軟なシステム構成が可能になる。
データベース移行の際は、システムの構成変更やソフトウェアのインストールなどは不要なため、既存システムへ負荷をかけずに導入可能だ。ブラウザーベースでビジュアル化したコントロールパネル、および操作性に優れた運用ツールを用意しており、データ同期やレプリケーションの状況を容易に把握できる。運用のオペレーションも直感的な操作で実行できる。
価格は、構築支援範囲・データベース容量などに応じた個別見積になる。