IT Leadersは2012年5月にオープンソースソフトウェア(OSS)のカオスマップ「OSS鳥瞰図」を作成・公開した。様々あり多岐にわたるOSSを鳥の目で俯瞰的に理解できるように、という意図で作成したものだ。しかしOSSの進化は急ピッチである。そこに問題意識を持った日本OSS推進フォーラム クラウド技術部会が完全リニューアルし、「OSS鳥瞰図2017年α版」を作成した。今回は「Web/AP サーバー、データベース」および「開発支援」のカテゴリを解説する。
OSS(Open Source Software)に関心のある方なら、LAMPやLAPPという言葉を耳にしたことがあるでしょう。Webアプリケーション構築に利用する主要なOSSの頭文字をとって作られた造語です。
- LAMP=Linux(OS)+Apache(Webサーバー)+MySQL/MariaDB(データベース)+PHP/Perl/Python(開発言語)
- LAPP=Linux(OS)+Apache(Webサーバー)+PostgreSQL(データベース)+PHP/Perl/Python(開発言語)
今回は、これらの「Web/APサーバー、データベース」「開発支援」カテゴリに該当するOSSにスポットを当てます。かなり以前からある定番的なOSSが数多く並ぶ一方で、特にデータベースのカテゴリでは近年のビッグデータ技術の発展に伴い新しいOSSも目立ってきています。
Web/AP サーバー、データベース
2017年α版のOSS鳥瞰図(http://ossforum.jp/node/1332)では、「Web/AP サーバー、データベース」を以下の8つのサブカテゴリに分けています。
- Web/APサーバー
- EAI/ESB
- データベース
- DBクラスタリング
- DB管理
- BPM
- KVS
- NoSQL
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今回は、この中からWeb/APサーバー、データベース、KVS、NoSQLのOSSを中心に紹介します。
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